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心臓に悪いものを観た / 2003年02月24日(月)
 

霙が降って寒かった〜〜という以外は日常生活ちっとも変わり映えしない。
でもね、チャンネルを変えてる時、ふっと目に飛び込んで来たのは、ジャクソンさんちのマイケル君。
物凄い金ぴかの高級なものしか売って無い店で、バリバリジャンジャン買い物しまくり。ン千万かもしれないがどう見ても趣味が悪いツボやら、絵画やら……もう店全部買い取れそうな勢い。まあ、自宅に遊園地がある男だからさ、金だけ有り余ってるし、いいよ、何やっても。でもさぁ、一般庶民が見ると心臓に悪い(笑)。
そういうお金の使い方しか出来なくなったってのは、ある意味悲劇的にも見えるけど〜〜悪趣味さ加減が秀吉と重なる。所詮粋も風流もわからない元貧乏人の悪あがきめいて滑稽だ。
別に貧乏が悪いんじゃなくて、貧乏からお金持ちになっても趣味のいい人はたくさんいると思う。だから、物質は満たされていても、心が満たされていないんだろうなぁと思ってしまう。とても空虚だ。
最初は一万円だった絵がゴッホの絵とわかった途端にン千万で取引されてるのにも通じる気がする。いいものはいい、悪いものは悪いという自分本位の価値観が無さ過ぎる。たとえば、私がそのゴッホの絵を貰ったら即他人に高値でうりつけるね。そして、もっと安くても自分の好きな絵を買って飾る。
名前は忘れたけど、数年前に亡くなった日本画家の人の話をやっていて、彼は奥さんの絵画教室に通っている子供が描いた鳩の絵を見て、とても線が素晴らしいから譲ってもらえるように頼んで欲しいといい、譲ってもらったその絵を額縁に入れて大切に飾っていたそうだ。いいものはいい。心が美しいと感じるものが一番いい。
それにしても、マイケル君は肌だって黒い方がずっといいと思うよ。自分への誇りが欠如しちゃったのかなぁ?
などとツラツラ考えたのでした。



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