地図を持たずに出掛けよう

2003年01月20日(月) 増岡選手パリダカ連覇の記事を見て


「お疲れ様でございます」とホントに言いたいワ。
これでレイドの知名度も上がるでしょう。

でも、も少し報道も勉強してくれないかなぁ。

けっこう日記で書いてるけど、
「レース」と「ラリー」は違うのね。
でもって、「ラリー」と「レイド(ラリーレイド)」も違うのね。


今日はこれに付いて熱く語ろう。(爆)


まず、「レース」ってもんは、
よーいドン!でスタートして、
決められた周回数又は決められた時間を走って、
一番最初にゴールした人(チーム)の勝ち。
一番認知度の高いのが、F1とか、WGPかな。

要は、周回数が決められたレースでは
どんなに時間が掛かっても、
時間が決められたレースでは
どんなに周回数が少なかろうが、
他の車よりも1mmでも先にゴールしたのが勝ち。


で、「ラリー」ってのは、
よーいドン!スタートではないってコト。
(WRCのスーパーSS方式を除く)
通常3分とか2分(順位の下のほう)とか時間を置いて、
順番にスタートして行く。
だもんだから、先にゴールラインを越えたからといって、
その人が優勝者だとは限らない。
一番最後にゴールした人が、
他の人よりも早いタイムを出していれば
優勝の可能せいだってあるんだから。
(ま、現実問題ムリだけど)

どちらかというと、
相手は他車ではなくて、
時間って感じかな。


で、問題は、「ラリー」と「レイド」の違い。
「レイド」は、「ラリーレイド」とも言われ、
いわゆるアドベンチャーラリーのコト。
基本スタイルはラリーと同じだけど、
(時間との勝負という意味)
「レイド」はそのレイドごとに車が違う。

この辺がこんがらがる一因なんだけど、
例えばWRCを筆頭にした「ラリー」は、
共通レギュレーションのため、どの国で開催されても、
例え世界選手権で無い、ERCや、APRCなんかでも、
基本的に出場できる車両はFIAで決められている。
(そういう意味ではJRCはラリーとは言えないのか?)
ちゅうことは、ERCに出てた車が、
翌週にWRCに出場するってコトも可能ではある。
(もっともホモロゲーションの関係でムリな場合もあるけど)

でも、「レイド」は、そのレイドごとに車の規格が変わってくる。
例えば、パリダカに出た車は、
キャメルトロフィー(今もあったっけか?)には出られない。
パリダカでの車はパリダカ専用車というコト。


で、「ラリードライバー」ってのはいるけど、
「ラリーレーサー」ってのはいないのよ。
これ常識。

ついでに「モータースポーツ」って言葉もどうかなって思う。
BARの佐藤琢磨選手はこの言葉を使わないからね。
「モーターレーシング」だよ。

ただ、確かに「スポーツ」ではないけれど、
全部を全部「レーシング」って言うのもオイラ的に抵抗があるなぁ。

だって、トライアルって時間は競わない、
順位も競わない。
ただ「クリーン」の数(又は減点)を競うから。
ってコトは、トライアルはなんて言えばいいんだ?



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