屋根の上

「屋根の上にのぼった」
「気持ち良いぞー癖になりそう」
をいをい。大学生にもなって何をやっとるか、娘よ!

受験期の、かーなーりー煮詰まっていた頃のある日。
変なメールを送ってよこした。
「今やりたいこと」
上がる遮断機の端につかまって、空高く上りたかったんだそうだ。
小学生の頃の夢(?)だったって。
いまや体重からいってもおおいに問題ありなので
断念するけれど、できるときにやっておくんだった、って。

勘弁してちょーだい。
時期を逸してくれて本当に助かったよ。
うっかり電車なんか止めたひにゃどえりゃーことになるがな。

高いところって、やっぱり憧れるんだね。
それから空飛ぶ夢。

私は子供の頃よく空飛ぶ夢見たんだけど
全然かっこよくない飛び方だったの。
どうしてかな。
開いた傘をさかさまにして、それに乗って飛ぶんだよね。
真ん中の棒につかまって、腰掛ける状態。
で、足をぶらぶらさせて、それを推進力にして進んでいるらしい。
だから「飛ぶ」というよりふわふわ浮いてるのがやっと。
すっごい遅いし、全然気持ちよくないの。
なんでかなー、いっつも同じ夢。
しかも飛んでるのも自宅近くの同じ場所の上空。
もっと気持ちよく飛びたい!と思い続けて○十年、
やっぱり気持ちよく飛ぶ夢は見たことありませんわ。

「身長が伸びるときは落ちる夢見る」って話
聞いた事ない?嘘かホントか知らないけどね。
よく落ちたんだわ、子供の頃。
それがね、高〜く積み上げてある樽の上にいるのよ。

なぜ樽か、なんて訊かないでよね、夢なんだから。
部屋の中(倉庫かな?)にずーっと何列も積み上げられた樽。
その上に一人でしゃがんでる私。
そのうち乗っている樽が倒れるの。
木が倒れるみたいにすぅっとゆっくり倒れ始めて、
最後はもちろんがしゃーん!!って樽がばらばらに飛び散るわけ。
で、私は途中でなんとか近くの樽の上に飛び移っている。
でも、飛び移った振動でその列もすぅっと倒れ始める。
床に叩きつけられるのは厭だからまた次に飛び移る。

そうやって飛び移ってはいるんだけど、
半分倒れるところまでは間違いなく「落ちてる」のよ。
これもいつも必ず同じ夢だった。

「何か意味がある」とかいわないよーに。
意味なんかあったってなくたってカンケーないの。
もう見ようとしても見られない夢だから。

ああ、そういえば!
散々落ちた割には身長伸びなかったわ、私。
落ち足りなかったか!
2001年05月22日(火)

花のもとにて / しっぽ

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