ペット虐待? |
莫迦キツネ犬が一匹いる。 七夕生まれ、一歳になったばかりの雌だ。 なまえは「きのこ」
顔が細くて、そのせいで耳が大きく見えて ちょっと犬っぽくない顔をしている。 で、「キツネ犬」 証明書を発行したくなるような雑種だ。 系統としては、柴系だと思う。 しっぽがくるりと巻き上がっている。 でも柴犬よりは少々大きいようだ。
先代も同じように茶系の雑種だった。 というより、やはり先代に似た子犬を選んでしまった。 先代は夏に入る頃いなくなった。 寂しかったけれど、すぐ次を飼うと 先代がやきもちをやくから飼いたくない、と主人が頑張って (結局彼が一番ショックだったということかもしれない) 一年間は次をもらわずに我慢した。
たっぷり我慢したので、貰ってきたら 家族全員嬉しくて嬉しくて、かまいたくて仕方ない。 学校から帰ってきても とりあえず犬と暫くじゃれてからでないと上がってこない。 そうやって家族全員でかまい倒したおかげで とてつもない甘えん坊にしてしまった。
家族を見ると、まずおなかを出して寝ころぶ。 「撫でれ撫でれ」と言っているようだ。 首筋を摘むようにもんでやると、その手を前足で抱え込んで 目をつぶって気持ちよさそうにしている。 …番犬にはならんな。
ところで、この莫迦犬、どの辺が莫迦かというと 何にも考えずに飛びつくところが莫迦だ。 荷物を抱えているところに飛びついて肘に鼻っ面ぶつけるし、 しゃがんで遊んでやろうとしているときでも とにかく飛びつくので顎に激突してくることもしばしば。 洗濯物を取り込もうと、両手いっぱいに持っていたって お構いなしに前をうろうろするから たびたび踏んだり蹴飛ばしたりする。 撫でようとかがみ込んだところへ飛びついてきたため 鼻っ面が歯にぶつかった、と息子が言っていたのはいつだったか。
殴ったこともぶったこともないが その実、かーなーりー痛い目に遭っている、と 断言できる。 決して虐待しようとしている訳じゃない(当たり前) ただひたすら、自ら災いに飛び込んでくるだけだ。
…育て方、間違ったんだろうか。 子供の育て方にもあんまり自信ないしなぁ。
動物愛護協会からクレームが付かないよう、 せめて怪我をしない程度に飛びついていただきたい、と 心から願う今日この頃である。
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2001年07月15日(日)
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