「にこにこばかりもしてられない。」
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2001年05月27日(日) 余生

帰り道、ひげ君が「余生」の話を始める。

「ボク、余生は山奥に山小屋建てて、窯も作って、
焼き物焼いて暮らそうかなぁ。」
「へぇ。わたしはやだなぁ。」
「なーんにもないとこで、のーんびりと、
焼き物やいて、畑で取れたもん食べたりして。」
「・・・・。なぁ、その畑は誰が世話すんの?」
「きゃおちゃん!」
「にわとりにえさやんのも」
「きゃおちゃん!」
「そのたまごでごはんつくんのも」
「きゃおちゃん!」

アンタ、それ、私には、ちっとものんびりした余生じゃないよ。
やなこった。

どんな人生後半の過ごし方がいいのかと、そのときすこうし考えた。
物の少ない生活がしたいな、と思った。
要らないものはみんな捨てて、
必要なもの少しだけで、シンプルに暮らしたいな。

本を読んだり、ネコの寝てるのを眺めたり。
すこうしだけ美味しいものを作って、食べる。
仕事もしたいなぁ。


思い浮かんだビジョンに、満足していたが、
あれ、と、気がついて、慌てて、ひげ君をつけたした。
すっかり忘れとった。ごめんごめん。
あはははははははは。


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