「にこにこばかりもしてられない。」
DiaryINDEX|past|will
お義父さんに、とうもろこしを1箱もらって、 ひげ君が帰ってきた。 立派な皮つき、ふさつき。
新聞紙を広げて、子供たちとむく。 さっそくゆでる。 あまくて、おいしい。
おとうさんに、この嬉しい気分で、お礼の電話をかけよう。
「もしもーし!おとうさん?」 「おおぅ!なんじゃあ?」 「とうもろこし、ありがとー!今みんなで食べてるのー!」 子供たちに順番に受話器を回す。 「おじーちゃん、とーもろこしおいしいわ!」
ふふふ。 おじーちゃんも、こういうのが一番だよね。
やっと電話が帰ってくる。 「ありがとー、おとーさん。」 「あのな、それな、工場の前で無人販売しとるんじゃあ!」 「ああ、前に言うてはったねぇ。」 「そんでな、ほれ、それも、市場には出せん、 形の悪いのなんやけどの、んまいんじゃ!!」 「うん、うん、おいしい!」 「今もここから見えるんやけどの・・・・・、 おお、また誰か買いに来とる。 ほれ、また軽トラも停まった。・・・ ワシ、行ってくるでの!またエエのがあったら、もたせるでの!」
・・・・あ、あ・・・切れた。
ひげ君、トマト1箱持って帰ってきてくれました
|