「にこにこばかりもしてられない。」
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ドキッとするほど昔の恋人によく似た人に出会う。 思わず、足を止めて顔を見てしまう。 今ならきっと、こんなふうかもしれないなという感じ。
40をすこし過ぎたかなぁ?という感じのその人は、 慣れた手つきで、半年にならないくらいの赤ちゃんを抱いている。 その隣りに、若い奥さん。 奥さんの様子で、あ、初めての子なのね、とわかる。 その割には「元カレ」さんが慣れてる。 うー、第一期終了後の第二期目?
あ。アホなことを推測してないで、買い物、買い物。
帰りに、またばったり会う。 こっちは子供を3人連れていて、 それぞれに荷物持ちを手伝わせていて、 その姿が、なかなか楽しそうだったからか、 「元カレ」さんが、こちらに気がつく。 私ににこにこと笑いかける。
照れる。 笑顔で会釈し返す。
行ってしまう「元カレ」さんたちを見ながら、 あのヒトの隣りに、子供を連れて立ってるのは、 私じゃなかったよな、やっぱり、と、思う。 似合わん。
現実世界の自分が、一番いいな。 神さまサンキュウ。気がついたよ。
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