「にこにこばかりもしてられない。」
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交代で子守をしながら、海に入る。
来た。 いい波。 速い!
一本乗って、また向きを変え沖に向かう。
沖に向かうまでに、2本も波を越えなくちゃ。 げ。 でかいのひっきりなしだぁ! 白く波頭のつぶれたでかい波がバンバン押し寄せる。
こういう波は、潜ってスルーする。 波の直前まで待って、 波の下に頭から突っ込む。 タイミングが遅いと、板ごと波に巻かれるし、 タイミング早いと、波をちゃんとパスできない。
沖に出て、波を待つ。 波は、浜に間断なく打ち寄せるけれど、 乗れる波、乗りやすい波、乗ってみたい波は、そうはこない。 来るときは、まとめて来る。
はるか沖で、海面がうねって、へこんでる。 あそこから波が立ち上がる。 うねりが、巻き上がってきて、体が押し上げられる。 波のパワーが頂点に達して、 今から崩れる!という、切り立ったトップから波に乗る。
波は、一本一本ちがう。 乗れる波を見分ける自分の目も大事。 乗りこなすテクニックも必要。 でも、一番要るのは、根性や気合かも。
でかい波は怖い。 でもパスするばかりじゃ、いつまでたっても波には乗れない。
巻かれて水飲むかもしれない。 サーフィンのにーちゃんに、「へたくそ、どけ!」とか怒られるかもしれない。
でも、乗るのだ。 堂々と乗り込むのだ。 乗りたいから、乗るのだ。 遠慮すんな。 いけ。自分。
波を待ちながら、波に乗りながら、 自分に自信を持とう、と思った。 いろんなことに置き換えて考えた。
堂々と行こう。
と、結論が出た。
気持ちが軽くなった。
重心のバランスのとり方が急にはっきりとわかった。
波に、教えてもらった。
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