「にこにこばかりもしてられない。」
DiaryINDEXpastwill


2006年02月27日(月) イタタ。

こどもをひいたおばさんは
初めに駆けつけた私に
引きずったなんて言いもしなかった。

わからなかったのかもしれないけど
当たっただけとは大違いだ。

轢いてしまった人を精一杯の気持ちで助けようとせずに
「飛び出してきたから」とまず言い訳。

保身に走ってる場面じゃないです。
ここは被害者を助けることに力を注ぐ場面です。


でも もっとショックなことがあった。

事故の状況が明らかになって
救急に回ることになったヤマちゃんに
たまたま病院の玄関先で来合わせた同級生の
お母さんが声をかけた。

「あら、どうしたん?」
「事故で、今から救急で精密検査してもらうことに・・」
「へえ〜・・・・ アンタ、かしこそうになってよかったやん。」

本人、おかあさん、おとうさん、看護士さん、私、フリーズ。
病院の玄関先で凍りつきました。

事故にあって頭を打ってるかもしれなくて
今から精密検査でどう出るか不安な子どもと家族に言うか、それ。
気の利いたシャレのつもりか。
全然笑えない。


「ただいま〜・・・。」と帰ってあまりの暴言に放心していると
「どうしたん?」とモックン。
「聞いて聞いて、病院にオニババがいた〜。」
「どんなオニババ?」
「ヤマちゃん、大きい病院で詳しい検査することになってさ、
だんだんしんどそうになってきて、みんなで励ましてたのよ。
そしたらそこに現れたオニババが、
事故に遭って頭打って、“かしこそうになってよかったやん”ってゆったぁ〜。」
「・・・オニババやなぁ〜。」
「オニババやよなぁ〜。」


轢いたことをごまかそうとしたおばさんもどうかと思うが、
質の悪いコミュニケーションしかできないオニババさんはもっとどうかと思う。

ふたりともおつきあいはしたくないタイプ。

イタイおばさんダブルで、キツイ一日になりました。


DiaryINDEXpastwill
きゃおる |MAILHomePage「いつもにこにこ・みけんにしわなし」

My追加