インフルエンザでした。 体力が極度に落ちているので点滴を受けるように言われ仰向けに寝ました。 点滴初体験、かつ尖端恐怖症の鳩子さんは針を見ることができないため、びくびくものでした。 「あの、刺したあと痛くないですよね!ですよね!」そう言うと、看護士さんは笑顔で「はいっ」と答えてくれました。 だから刺したあとちくちくしたことを告げたのにあの看護士め、ろくに見もせずに「大丈夫!ちゃんと血管に入ってますよ」とかなんとか言いやがった・・・ それに安心したこともあり、「こうしてみんな大人になっていくのね・・・」そう思いながら、リズミカルに垂れる液体を眺め、高熱の勢いもあり半分意識は飛んでいきました。 三十分も経った頃でしょうか。 腕がすごく痛い。中から、何かが食いちぎるような痛みではっと目が覚めました。見ると点滴の針が刺さっている腕が、パンパンに腫れているではないですか。 「!」と顔色を変えた私に看護士さんが駆けつけ、 「ごめんなさいごめんなさい!」と針の位置を変えてくれました。 針が血管から外れ、腕に液が充満したのです。 しかし最初に刺した看護士さんは見て見ぬフリ。 おいコラ。 医療ミスで訴えるぞ。 久しぶりに本気でキレました。 明日も痛みが続いたら、絶対に病院に行ってやる。 そう心に決めた一日なのでした〜 |