よしながふみの大奥、という漫画をご存知でしょうか。 2009年度手塚治虫賞を受賞しているにも関わらず、女性以外にはあまり購入されることのない隠れた名作です。 その理由としては、「大奥」とは言えど、男女の立場を逆転させたストーリー設定そのものが挙げられます。 将軍も女。大名も女。商家の主人も女。そして側室は男。 江戸時代、14〜5歳の男の子ばかりが感染する疫病が流行し、男性人口が女性に比べ1/4まで減少したため、仕方なく女性が前に立つしかなかった。 背景だけ聞くと単純ですが、そのために多くの女性が苦しみ、また栄光をつかんだ、その様が読者を引き付けます。 よしながふみの漫画に共通する要素として、 「そうか、あーなるほど、なるほどねー!!」という、よくできたミステリーを読んでいるような感覚をよく味わうのですが、大奥という歴史漫画ではその要素が大きく前に出ます。 …ごめん飽きた。 とりあえず一巻の水野が最高に男らしいので、読んでみてください! 以上笑 |