2002年11月30日(土) |
『ガンダムSEED』第9話感想。 |
第九話終了〜〜 今回は日曜日にアップできた。良かった(笑) いつもながら長いですがお付き合い下さいね〜
今回は深刻な重い話だったので突っ込みがしにくいですね…正直(苦笑)
いや、もうつくづくSEEDって(いやガンダムってかな?)汚い大人たちの戦略や、思惑に有り回される少年たちの物語だな〜と。特に今回はどろどろしてましたね。 ラクス嬢捜索という名目で宇宙に飛び立ったラウとアスラン達。けれどやはりラウの思惑は別の部分に有り。策を練る彼の表情は異様なまでに輝いてました。(彼もかなりの粘着質だね〜ぷるぷる。) 先遣隊を見つけ嬉々として命令を出すラウ。あるはずのない出撃命令に一瞬戸惑い、異を唱えるアスラン。 無駄な戦い(紛れもない殺戮)をしたくないと正義感の強そうな彼の瞳が語っていて、それでもラウの指令には逆らうことも出来ず。 アスランは優秀です。その彼の優秀さは戦場に出ても変わることはなく、だから人より多くの戦績をあげることになるわけで、きっとそれを自分でも分かってるんでしょう。 出撃を繰り返すたびに自分の奪った命の重みを感じつづけていくのか、それともだんだんマヒしていく感覚に恐怖を覚えるのか。 結局自分に色々言い聞かせていてもアスランは優しい子だと思うから。でも戦場にそのその優しさは必要ないもので、だから母や同胞を亡くした憎しみと怒りでそれを押し殺して、今、彼は戦場に立っている。 この戦乱が終われば収拾できれば平和で殺戮のない世界が待っているのだとただ、信じて。 これは越えなければいけない試練なのだと言い聞かせて出撃を繰り返してんじゃないのかね?(アスランフィルター通してますよ〜(苦笑)) だから無駄な戦闘はしたくないとあんなに訴えてるのに、ラウったら、わかって命令出してるよな。奴はサドだ。間違いない(笑)
今回の出撃シーン感情を殺した『アスラン・ザラ出る!』にどきんっ!としながら、やっぱり辛そうに戦うアスランをみてどうしようもなく切なくなりました。
一方キラも自分が出撃をすることは相手を撃墜することは殺戮なのだと第六話のラストで悟ったと思っているのですが、それでもなおガンダムの整備を続けてしまう辺り生真面目ですね。 てか、元来の生真面目さに加え、その正義感が守りたいものがある、守らなければいけないものがあると強く自分に言い聞かせてしまっているのかもしれない、それはもう義務感にも似た感情で。ほんとはそこまでキラが責任を負う必要もないことなのに、そして出撃して自分が痛い思いをするのはわかっているけれど、それでも、そうなってもそれ以上に使命感義務感がキラを駆り立てているのかもしれない。 そういうキラをみてると何回も思います。
あんたは逃げてもいいはずなんだって。
だから、私マードックのことすごく好きですが、でも今回彼がキラに投げ掛けた『何だったらこのまま…』ってセリフはね、キラの立場に立つとすごく痛い台詞でした。 あれは痛いですよね? このまま、逃げられる、解放されるタイミングであるのに、このまま居続けろというのは、これからも同胞と戦い続けろと、つまり裏切り者呼ばわりされ続けろということで… 先週の痛い大賞がサイだとしたら今週の痛い大賞はマードックでした。 ごめんねマードック。でもね、あれはないと思っちゃったのよ。 多分マードックはキラの真面目で正義感の強く純粋なとこが気に入ってついついだとは思うんだけど。よくよく考えてみると彼にガンダムに乗り続けろと気楽に言ってしまってはいけないと。
ああ〜キラもてもてだけどその所為でいちいち痛いよね。かわいそう。
また今回の戦闘シーンがね。ほぼ、イージスと一対一という感じで。キラははとうとうイージス機が敵にいるということがわかっても顔色一つ変えずに出撃。ちょっとびっくりした。 そして迎え撃つアスランも今度は躊躇することなく刃を合わせる。更にびっくりした。 そればかりか二人の間に全く会話はなく、もう交わせる言葉もなく。(ここで泣く…だって…) 間には激しい火花とお互いの軌跡のみ。
もう彼らには刃を交わすことでしか、戦いを介することでしか交わることは出来ないんでしょうか?(TOT)
割り切ってしまえるわけはないけれど割り切ったふりは出来る。だからあえて言葉を交わさなかったのかもしれないですよね。
切ないね・・・
さて、今回、フレイが悲惨なことになってしまいました。 普段の行いが悪いせいで、あまり感情移入できなかったけれど、でも彼女の良いところは垣間見えた、ちょっと彼女のことが好きになれそうな突破口が見えた。あれだけ自分に正直に生きられるのは正直羨ましいし、自分に嘘をつかないだけ彼女は善良だね。 ただ、口は災いの元だから発言する前に3秒でいいから考えろって感じですが(汗) 彼女はまだ軍の制服を来ていないです。今後、今回のことをきっかけに軍事活動に参加すべくあの服に袖を通すんだと思うんですが。 今まではしてもらうばかり立場だった自分が何かをする立場になったことで、彼女の中で大きな改革が起こることを祈らずにはいられません。(大体顔可愛いんだから、もう少しましな性格なら本とに良いんだよ〜(><)。) 彼女もアスランと同じで肉親を失った憎しみや哀しみや怒り。そんな感情で自分を駆り立てることになるのかな? でもそれって戦い続けるかぎり、肉親の死の記憶を柔らかなものにすることが出来ないのも辛いとちょっと思ってしまいます。
フレイのパパも死ぬならフレイに一目会ってから生きたかっただろうな。 ちょっとしか出てこなかったけど、かなりネコっカワイがりして大切にフレイを育ててきたことが、すごく伝わってきた。(アスランの父とは大違い。)いや、でも生死わからなかった娘の生存が確認できただけでも奴は幸せだったのか?どちらにしても、今回のタイトルが『消えゆく光』の時点でこうなるのはなんとなーく見えてたし、あーやっぱり〜〜と思って画面みてました。 せっかくアークエンジェルも危険を顧みず助けにいったのにね。(ラミアスの『逃げれる保障はないわ!全員第1戦闘配備!』はかっこよかったです。艦長としての判断としては間違っていたかもしれないけど、一人間としては頷けるしかっこいい判断だった。株が上がった)もう少し早く救命ポッドに乗れていたら良かったのに、したらまたアークエンジェルに拾われて、助かったかもしれない。でもそうなるとダブルアルスターでコーディネーターへの暴言が始まるんだわ。ひぃぃぃ。
・・・助からなくって良かったかも。キラにとっては(ボソリ)
ま、どっちにしたって、キラは助けられなかったことで責めらられるし、自分が出た戦闘で助けられなかった人々の命のことを思って、自分を責めて、またあの子は泣くのかね? 予告で泣いてたしさ。涙が光ってるよ!!うわーん。 誰よりキラは救われてもいいはずなのに、救われない。もうこうなったらラクスちゃんを心のよりどころにして下さい。なんか次の予告のコックピットのツーショット可愛かったですよね。ラクスとキラたんお似合いよ?
ラクスは今回も何だか掴み所のない感じで、『キラ様も戦われるんですか?』あのセリフにぐらり。現実離れしているというか、彼女はいつも異空間にいるかんじ(笑) 歌が上手なのかどうかはわかんないですが(辛口)ずっと静かに歌い続ける姿は、あれはきっと祈りなんじゃないかと思うわけで、今自分が何も出来ないと理解している現れなのかも。 人質としてブリッジに引きだされて、フレイにそしてナタルに現実を突きつけられましたが、私実は彼女を人質にとることは反対ではないです。 人質である彼女を無下に扱わないのなら、そういう作戦も手段の一つとして有りでしょう。ラミアスは巻き込みたくはないって言ってたけど、だけどだからって、ああやって味方の船が沈められるのを目の当たりにするくらいなら、強硬な手段をもって決断しても良かったと思います。
卑怯?当たり前でしょ。だって戦争なんだもん。
しかもこっちは民間人含めた沢山の命預かってんだから。だからね、ちょっと強引だったんだけどフレイの行動はちょっと同意しちゃったんですよ。ラミアスはここではもっと早く決断するべきだったよ。だからその後のナタルの態度は小気味よかった。 妙なところで感傷的になるラミアスは過去に何かあったのかとちらちら考えてしまうのですが、これはまた後々ですね。 とにかく、敵にどう思われようと、味方の命をまず優先しなきゃ。
ラクスにはそりゃかわいそうだと思うんですけど、彼女は助けてもらって、酷い扱いも受けずかくまってもらってんだから、それくらいのことは…。と。
予告みてると来週は向こうにお帰りになるみたいだし、それもキラに抱えられて、イージスにお届けにあがるんでしょうか??どうやって届けるんだろう、敵艦なのに。 ちょっとそこも気になります。
アスランとの接触シーンあったりするのかな〜今週も予告がなんかとっても不吉な重い感じなので来週も心してみたいと思います。
でも感想が暗くなっちゃってやな感じだにゃ〜。
ということで以下今回深刻な話でなかなか突っ込み入れれなかったんですが、ちょっぴりネタ的突っ込みを数行(書いたら数行じゃなくなりました…(汗))
・フレイ、胸でかッ!!しかもスタイルよすぎだよ! 胸の谷間にびびった!!ラミアスと張れる。というかあのオープニングは実はフレイ!?なーんちゃって(笑)
・シャワーシーン。 OKわかったサンライズ!この調子でどんどん行ってくれ!(苦笑) 今回も特にシャワーシーンの必要性無し、特にミリアリアの脱ぐシーンとか!!いえ、私はむしろ大歓迎ですが、今回深刻な話だったし和み空間をあそこで作ったのですね!って感じ。 次のシャワーシーンは誰ですが、宜しく頼みますよ!!サンライズさん!!次はアダルト組で(勝手に推薦)
ミリーのシャワーシーンは良かったです。でももっと胸を強調していただいても良かったです。だってフレイのあれを先に見てるもんで。それともミリー貧乳なんですか?そうは見えないけどな…ちぇっ(←ヲイ)
・ちゅうか、あの人達下着とかってどうしてるんだろう 素朴な疑問なんですけどね(笑)だって二人ともちゃんと上下色そろってたし、(フレイがピンク。みりーがみずいろ。)アークエンジェルなにげに支給品上物??細かいアフターケアも万全なんかしら?? いきなり戦争に巻き込まれた割には物資充実してるよね。 あ、でも大半の戦員はヘリオポリスで死んじゃったから色々余ってるのかな? キラ達の下着も色々そろってるのかしらね〜〜〜ほほほほほ〜〜〜(☆ー☆)
・そしてフレイはどっからパックを!? 四次元ポケットか!?そうなのか!??あの洋服のどこかについてるのか? 『よくそんなのもってたわね』って言うミリーの突っ込みは、全国で見ている視聴者の心を代弁している感じでした(笑) 製作者も思ってたんだろうな〜そしてミリーに言わせてみる(苦笑) きっと最後の買い物タイムで買ってたのよね〜うんうん
・フラガ大尉の寝顔にズキュ〜ン。 きゃわゆい!!きゃわゆ過ぎる!!なんか寝返り打ちそうだったけど、あのままベッドから落ちちゃうのかな? でも重力軽い大丈夫なのか??ふわふわ浮いちゃうの 今回戦闘シーンで、自分で突っ込み入れるほど(苦笑)役立たずでしたがこんなところで見せ場をきちんと作ってる辺りさすがエンデュミオンの鷹! 襲われないように気をつけろ!!(笑)
そして今回も微妙にラウとムウは心通じ合わせるかのようにお互いにお互いのセリフをフォロー。むふふとサチコ含み笑い。 はやく、また彼らが接触する瞬間をみたいです。
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