| 2004年10月24日(日) |
第377話 一晩考えて結論を出した |
昨日、出張して仕事をしているときに夫から携帯に電話が入った。
「ノアの顔が腫れてるぞ。」
仕事中だったので折り返し電話すると答えて電話を切った。 仕事に集中しなくちゃと思いながらも、短い時間、忙しく記憶をたどる。
朝は腫れてなかった。 自信を持って言える。 食欲もあった。 1時間の散歩も自分から進んで歩いた。
悪性の病気だったらそんなに急に大きくなるはずはない。
そう考えて最後の仕事の前に一旦家に急ぐ。 向かって左側の頬にピンポン玉を埋め込んだような腫れ。 元気そうだが。
そっと触る。 やわらかい。
こっちの上の奥歯は、以前に牛ひづめを齧っていて欠けている。 人間用の充填剤でカバーしてあるけど、剥がれたんじゃないか? 雑菌が入って歯髄炎になったんじゃないか?
明日まで様子を見るか?という夫に 「ううん。悪いけどすぐに病院に行ってみてくれる?歯髄炎だったら抗生剤を飲ませないと怖いことになるし。」 と頼んで仕事に戻った。
大きな地震の中、仕事をして家に帰ったら、夫も帰宅していた。 「歯髄炎だそうだよ。」
お医者さんの話では �〇�を抜く �∪擲�して膿の溜まった袋をきれいに取る。 �9垣減泙任�さえて様子を見る この3つの方法があるということだった。
ただ、この病気は欠けた歯がある限り繰り返しやすい、と。 �,鉢△両豺隋∩歓繁秧譴砲覆襪�、麻酔剤は肝臓に負担をかけるので腫れが引いてから、しかも若いうちにやるのが望ましい、と。
以前通ってた病院は、あまりに検査や入院が多くなり過剰診療の傾向があったので違う病院で歯の治療をしてもらっていたのだけど、欠けた歯にだけ歯石がついていた。
そこを質問したら「この歯石のおかげで歯髄がむき出しにならないですんでいるのだから剥がさないほうがいい」という話だった。 歯石はばい菌の塊なんじゃないかと心配だったのだが。 やはりあの医師の判断は間違っていたんだろうか?
それとも雑菌が入るのは毎日歯を使っていればある程度仕方がないことなんだろうか?
今回は近所の新しく出来た病院に行った。 30代の先生は、最後は飼い主の判断だが、といいながら前記の3つの方法を提示してくれた。
歯髄炎は怖い病気だ。 人間なら40度からの高熱が出る。 激しい痛みも伴う。 脳に近いだけに生死にかかわることもある。 年を取って体力が落ちたときに出たら怖いと思う。
一晩考えて抜歯しようと決めた。 犬の奥歯は刃物状。 噛み割くためのものだから、人間の奥歯とは違って消化不良にはなるまい。
あったほうがいいに決まってるけど、残しておくメリットよりも残したために発生するデメリットのほうが大きい気がする。
全身麻酔ですか・・・・。
夫によれば医者は、 「この子は痛い思いをしてもぴくりとも動かないけど、奥歯を抜くとなったらやはり暴れるでしょう。全身麻酔以外は無理です」と言っていたらしい。
そりゃそうだよね・・・。
返す返すも牛ひづめを喜ぶからと与えていた自分が恨めしい。
ごめんね、ノア。
腫れが引いたら歯を抜こうね。 そしたらもう、そこが膿むことはないよ。
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