2006年04月24日(月) |
第582話 愛だよねえ |
お客さんとこには1歳になるミニチュアダックスの男の子がいて、10ヶ月になる息子さんがいる。
息子さんはまだ言葉が通じないし、気になるものには何にでも突進して手を出してしまうそうで、愛犬が
キャンキャンッッ!!と悲鳴を上げるので慌てて駆けつけると、息子さんが愛犬の毛を引っ張って、手にはいっぱい長い毛が抜けて握られてたりするそうな。(気の毒に・・・)
私が 「それでも赤ちゃんを噛んだりしないところが犬ですよね。愛ですよねえ。 自分より幼くて弱い仲間だから許してるんでしょうねえ」
と言ったら、若いお母さんは 「ああ・・・そっか・・。考えてもみなかった。」 としみじみしていた。
何回叱っても留守番中に座布団におしっこをかけるので嫌になる、と言ってたけど、そういういい所も実はいっぱいあるんだよね。
ノアは私が甘やかしているので、夜の散歩は私か夫じゃないと行きたがらないし、匂い嗅いでばかりで散歩が進まず忙しいときはいらいらすることもあるんだけど、やっぱりいい所はいっぱいあるわけですよ。
誰かを噛むなんてことは想像もつかないし、おとなしく留守番してるし、「ちょっと待っててね」といえば はやる心を抑えて私が家事を終えるまで散歩の時間が遅くなっても待ってるし。
ノアがそこにいてくれることが、私たち家族にどれだけ幸せな気分を運んでくれていることか。
寝顔、寝姿、お帰りなさいの大歓迎、美味しかった!の大はしゃぎ。 棒ガム1本もらっただけで、家族全員に(こんなイイモノ貰っちゃったのー)と体をくねらせて報告して回る姿。
ノアのそんな様子を見ていてどれだけ毎日心が潤ってるか。
今、私の隣でイビキをかきながら安心しきった姿で寝てるノアを見て、どれだけ暖かい気持ちになってるか。 今、ここにノアがいない部屋を想像したら、寒々しいただの散らかったリビングだもん。
胸いっぱいノアのいい匂いをクンクンして、さあ、寝るとしようっと。 今、深夜の12時15分。
私が電気を消して布団に入ると、すぐノアがやってきて枕元で(私も入れて?)というに違いない。 1日の終わりのお決まりの幸せってやつだよ。(^^)
 雨上がりはいろんな匂いが混じってるね。
さて、おやすみなさい。 ノア匂いに包まれて寝ることにいたします。
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