2006年06月23日(金) |
第603話 心臓ばくばく |
水曜日のことでした。
帰り支度をしてると店の電話が鳴り、出るとちびたが興奮した様子で 「和室の窓(掃きだし窓)が全開で網戸が外れてる!!」
一階の和室は交通量の多い通りに面しています。 「ノアはっ??ノアはいるのっ???」 「いる。部屋の中でキュウキュウ鳴いてた。」
ふううううううううう・・・・・。
ノアは小さい頃から簡単な柵があるとそこから先にはちょっかいを出さない子だったのです。 それに安心して、私が網戸にしたまま出勤したのです。 (エアコンつけるほどでもないなあ、窓を少し開けとけばいいや)と。
網戸の手前にはしょうじがあるのですが、さすがに外から室内が丸見えなので風が通るように15センチほど残して閉め、和室の換気扇をつけて出かけたのです。。
夫が自宅で仕事をしてることが多いので、安心していました。 ところが夫は窓もしょうじも開いてることに気づかずに客先に出かけた模様。
慌ててバイクで帰宅すると、外れた網戸が私の車に寄りかかるように倒れてました。 ちびたが「どうしよう。泥棒が入ったのかな?」と怖がってました。
私「網戸はずす泥棒はいないよ。お母さんが油断してた。しょうじを開けたのも、網戸をはずしたのも、ノアだと思うよ。」
ノアはダンボールや柵を軽く出入り口に置いておくだけでそこから先には行かない子だったのですよ。 今まで一度も網戸に手をかけることが無かったから、油断してた。 きっと外を嫌いなワンコか猫が通ったんだと思う。
興奮したノアがそのまま網戸をはずした勢いで外に飛び出さなくてよかった。。。。。。。。
どんな大惨事になってもおかしくなかったよ。 よその人や車に迷惑をかけなくてよかった。 ノアが無事でよかった。
しばらく心臓がばくばくだったよ。
さぞかしびっくりしたんだろうなあ。網戸が外れたとき。 帰ってきたちびたを見て、困った顔で室内から外を見て「キュウンキュウン」と鳴いてたそうな。
もう二度とこんな油断はするまい。
 (お外は気持ちがいいんです。)
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