2006年11月06日(月) |
第627話 ずっと仲良し |
いつだったか、お向かいの奥さんに 「いつも家の中に閉じ込められてるものねえ。」 とノアに向かって話しかけられたことがあった。
そのおうちはお庭が広くて、ミックスのわんこがいつも自由に歩き回ってた。
犬好きな人だから、いつも出窓に登って外を眺めてるノアが不憫だったんだろうね。
もしかしたら、生活時間帯が違う私がノアと散歩に行く姿を見たことが無かったから、散歩もさせずに家の中で閉じ込めて飼ってる!と憤慨してたのかもしれない。
立て板に水のごとくに反論すればいいんだろうけど、私はそういうとき、反論しないしする気も無い。
黙って静かに笑ってるだけだ。
あるとき、夏の早朝、5時過ぎぐらいだったか、その家のご主人と遠くの公園で出会った。 植物の観察がご趣味ならしいご主人が 「こんなところまで散歩に来るんですか。」 と驚いてた。
「ええ。毎日2時間は散歩させてるんです。 大型犬ですし、まだ若いからそのくらいは歩かせてやりたいし。」 と答えた。
きっと奥様にも伝わるだろうな、とちょっとほっとした。
人は見たいように見るんだよね。 自分以外は自分ほど犬を愛してないと思いがち。
思い込みって、思わぬところで伝わるし人を傷つけるよ。 庭のない我が家で、仕事をしてる私が大型犬と暮らすことに無理があるのは承知の上。
それでも私はノアと出会いたかったし、一緒に暮らしたかったし、これからも時間のやりくりをしてノアといちゃいちゃしたい。
バイクで出かけるようになって久しいけど、今までどおりノアとの時間は大切にしてるよ。 ツーリングのお誘いを断ってノアと車でお出かけしたりもしてる。
いい訳みたいだからあえて書かなかったけど。
先日、ノアちゃんと遊んでやってますか?と心配してくださった方からメールをいただきました。
ありがとう。
ノアと私は今までどおり仲良しですよ。(^^)
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