泣き止め剤 - 2002年10月22日(火) 今日はムラカミにしては珍しいネバりかたでガッコウをサボタージュ。火曜は一限が必修の語学だと言うこともあり毎週パパンママンと同時にたたき起こされ、メシを喰わされ、たたき出されるという一連の作業が伴うのでサボることは締め切り前以外ほぼ皆無(でないと単位が来ない)なのですが。今日はガッコウ行った振りをしてチャリンコで近所の駅(注:ムラカミ家最寄りの駅にはファーストフードの店は皆無である)まで出向き、ミスドでパパが出かける時間までだらだらとヒマを潰しました。 無為に流れていく時間というモノは優しい。なんて優しいんだろうと思う。ワタシは他の癒しを知らない。否、知っているけれど思い出せない。 吹っ切れると言うよりも、ただ日常にまみれていく。時間は凄い。全てを振り切るように流れていく。後ろも振り返らずに、強く、強く。 それでもワタシは傷にしがみついている。全ての傷を何度も反芻してはかみ砕いて呑もうとしている。其れが例え治りかけの瘡蓋を剥がすような行為だったとしても、ワタシは淡々とかみ砕く。 まだ痛いなぁ。と確認したいかのようだ。 ワタシは一人きりで。一人きりで考える。まだ情緒不安定だとか鬱だとか。 そうしてまだ自分を可愛そうに思いたい自分をちょっと嘲笑って、仕方ねぇやつだと微笑う。こんなに頼りなくなった自分を抱え直す。 だって仕方ないんだ。 捲ってしまったカードは裏返せない。 今度はそれを手札にしなけりゃならないんだ。 ワカッテルヨ。 ああ、それでも。 今だけしゃがませて。 家を出て、自転車がないことに気づいていただろうけど、酔って帰ってきたオヤジは何も言わなかった。いつものように手加減のないフルネルソンをかけてきて「あんまり思い詰めるんじゃねぇぞ」とそれだけ言った。 酔うと手加減のないことに。いつもは手加減をしてくれていたことに。 気づいたのは何時の頃だっただろうか。 ...
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