弱Sonファイブ

■2003年09月06日(土) 表明。


「なんでだ?」

「ハラいたで...」

「マジメに話せ」

「腰を悪くしたんです。
 大事を取って今週で辞めます」

「そんなの、代理も主任もなってるよ。
 コルセットしてがんばってるだろ?」

「はぁ」

生返事である。

どーせ差し替え効くんだろ?

会社の都合なんか

知ったこっちゃない。

ビートルズも言っている、

Life is very shortと。

仕事にも慣れ、

お店やお客さん、

それを取り巻くいろんなものが

おいらに暖かい色を

描き出してきている。

限られた人生なんだ!

馴れ合ってる時間はない。

だから辞めるんだと。

「仲間を想う気持ちがあるなら
 今月中はいろ」

「...」

「いきなり辞めたらお店はどうなる?
 苦労するのはおれじゃないぞ、
 お前らだぞ。
 お前には仲間を想う気持ちがないのか?」

「もちろん仲間を想う気持ちはありますが、
 自分の気持ちも大事です。
 自分の気持ちを大事にできない人間が
 仲間の気持ちを大切にできますか?」

「...」

「...」

「お前、入って何ヶ月だ?」

「2ヶ月です」

「入って2ヶ月で辞めるんなら
 なんで社員で入るんだよ?
 バイトで入れば良かったべ?」

「...」

「お前を育てるために、
 お前に店長になってもらうために
 一生懸命育ててるんだろうが。
 バイトだったらそこまでしないぜ、
 わかるだろ?」

「はぁ」


だって東スポには

社員募集としか

書いてなかったやん...

何を寝言言っとんのや

このオッサンは...

もうええわ、

どうせ最期やし、言うたろ。


「それはですね...」


























あの...

ヤクザみたいな

顔の店長の目にうっすらと...












「お前、他のヤツと比べて
 扱いちがってただろ?
 お前にはぜんぜん厳しくしていたべ?
 お前には見込みがある、
 だから育ててやろう!
 おれはそう思ってよ、
 お前には俺の持つすべてを
 叩き込んでやりたかったんだ。
 それなのに...」











店、長...










「お前を幹部にしようと決めていたんだ。
 だからこそ、厳しくしていたんだ。
 俺の気持ち汲んでほしかったよ。
 それだったら社員で入ってくるなよ!」

「店長!」

「...」

「店長、おれが悪かったです!」

「...」

「おれ、仲間のためにも
 今を目いっぱいやります!」

「うん、わかった。
 ありがとう...」












いえ...














どういたしまして...




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