この道の先に見えるもの。
希里



 女と女

父と妹に言われた。
私と母は「女と女」のようだと。
「親子」ではなく「女と女」

私は何でもきちんとやらないと気がすまないタイプで、
時間があるときにできることをする。
家事とかもそう。

母は病気のせいもあってあまり動けない。
だから何事ものんびりやるタイプ。
要はお互いにマイペースなのだ。
だから家での私の動きを見ていると母は自分が何もしてなくて責められているように感じるらしい。

「お前らは親子だろ。母は子を正す、子は母に甘える。
普通はそうだろ。女と女じゃなくて親子だろ。」
そう父さんに言われた。

確かにそうだ。
何ごともやりすぎは良くないのかもしれない。
ここに母の居場所がなきゃ、母はどこへ行けばいいのか。
ここに私の居場所がなきゃ、自分はどこへ行けばいいのか。
ここ数日、お互いに居場所のなさを感じていた。

私は母に文句を言うんじゃなくて、甘えればいいんだ。
23才にもなって、って周りは言うかもしれないけど、
私は母に甘えてみようと思う。

「女と女」じゃなくて「親子」なんだから。


2003年05月10日(土)
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