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■ GLADIATOR<グラディエーター><☆☆☆☆> 2001年02月20日(火)
西暦180年のローマ帝国。妻子を殺された将軍マキシマス。奴隷からグラディエーター(剣闘士)となった彼は、仇敵コモドゥス皇帝に命をかけた復讐を誓う。

監督-----リドリー・スコット 出演----ラッセル・クロウ ホアキン・フェニックス

音楽☆☆☆☆ ストーリー☆☆☆☆ 映像・演出☆☆☆☆ 俳優☆☆☆☆ 総合評 ☆☆☆☆

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映像---コッポラが紅と金の映像美なら、リドリー・スコットは蒼と銀のそれです。テーマとなっている生死感といい、「ブレードランナー」の時から全然それが変わっていない。DVDで見ると鮮明過ぎて悲壮感さえ漂ってきてしまう。

ストーリー---楽天的なカタルシスから常に意識的に背いているのが成功していて、重厚な作品の仕上がりになっている。監督による音声解説を聞いていると「○○過ぎてやめた」という言葉が何度も出てきます。

キャスト---主役級3名といい、脇役の重鎮といい、抑えた演技がとても良かった。特にコモドゥスのパラノイア的な複雑な性格をホアキン・フェニックスが好演。いい造りの敵役だと思う。ラッセル・クロウ(やはりあの盛り上がった背中に秘めた凶暴性を感じる)はどう考えたってスペイン人には見えないが、あの不幸顔が農民出の悲劇の将軍という役柄にマッチしていた。これは他のスターがやってもちょっと嘘臭くなったと思う。
私見---これで未公開&メイキング付DVD2枚組が3980円とは買うしかないだろう!!!!(レンタルでは↑がなく、本編と音声解説のみなので)※その後購入しました。



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Written by S.A. 
映画好きへの100の質問



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