+--- Cinema Memo ---+


■ Sweet November<スウィート・ノヴェンバー><☆☆> 2001年04月20日(金)
エリートであることを自負する広告業界の花形、ネルソン。そんな彼の前に謎の女性サラが現れる。『私には特別な能力があるの。あなたを救ってあげるわ。だから1ヶ月間私の部屋で暮らさない?』ストレスからプレゼンの場でクライアントを怒らせ職を失ったネルソンは、自分の生きる方向を見出せず、半信半疑のままサラとの奇妙な生活を始めることになるのだが……。

監督-----パット・オコナー 出演----シャリーズ・セロン キアヌ・リーヴス

音楽☆☆ ストーリー☆☆ 映像・演出☆☆☆ 俳優☆☆☆ 総合評 ☆☆

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映像---アメリカ映画の、こういったどうということのない映像の美しさがけっこう好き。たぶん太陽の光線や街並みの照り映えのせいだと思うんですが、妙に透明感のある明るさが素敵です。

ストーリー---途中まではすごく良くて期待していたんですが、こんなラストかよ……とガッカリ。サラという女性の生き方に疑問タラタラになってしまいました。ネタバレになるので詳しくは書けないのですが、「そういうあんたが一番身勝手なんじゃ……」と思ってしまって。人の人生に勝手に踏み込んでくるのなら、それなりの責任を持ってくれよー。子供、動物、そして○○というベタなネタを揃えればいいなんて、ちょっと観客をなめてないかい?

キャスト---キアヌとC.セロンという美男美女のカップル。高級スーツしか着たことのなかったネルソンが次第に力の抜けた小汚いファッションに変わって行くのを観るのもまた楽し。グレッグのヤッピー姿もいかにもって感じだし、ゲイの友人役も良かったのにー……全てがあのラストで……(しつこい)

私見---ムーラン・ルージュを見てからますますこの映画の腹の立つラスト(かなりしつこい)が許せないっ!中年っぽい人生の疲れを感じさせる演技になってきたキアヌは良かったんだけどね。



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Written by S.A. 
映画好きへの100の質問



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