バビロンまで何マイル?
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2008年07月10日(木) |
Human System |
ちょっとナル入ります。
この1ヶ月ほど、ちょっとしんどかった。
このまま仕事を続けることができないかもしれない、そんなところまで追いつめられていた。
昨日、実際に続けることがかなり怪しくなってきて、何となく「今までがんばったよね」みたいな、映画でエンドロールが出てくるような雰囲気になってきたのが嫌で、父に電話していた。 その夜、父が家にやってきた。「もう年だから、夜道に車は危ないだろう」と、電車とバスを乗り継いで。 母は会うとけんかしてしまうので、私が好きないなり寿司だけをつめてくれていた。それを食べながら、父の好きな時代劇を見ながら、とりとめのない話をした。 「ダメならダメで、どうとでもなるんだからな」と。でも、その好意は最後の最後まで取っておきたい。
父は漫画と本だらけの、そして電気が消えたとたん2匹のハムスターがそろって回し車をまわすという全く落ち着かない部屋で眠り、翌日私に卵焼きとみそ汁を作って帰って行った。
出社して、ラルクのtetsu似の直属上司(´∀`)に事の次第を話した。今までメンタル面だけかと思っていた不調が、実は身体の変化のせいかもしれず、これからその治療を始めること。 もう遅いかもしれないけれど、私は辞めたくない。このまま仕事を続けていきたいと。 彼は実に誠実に話を聞いてくれて、かちょーとぶちょーに私が相談した後、フォローを買って出てくれた。
(´∀`)「今かをるさんにいなくなられたら、おれんとこに来る書類どうすりゃいいんだって感じだよ」
私はこのくらいの言葉で簡単に木に上る人間だ。
かちょーとぶちょーは当然出勤状況は把握していて、それでも続けたいんだとしどろもどろに言う私の意見を「一応」聞いてくれた。もっとえらい人たちとの兼ね合いもあるだろうし、別に「特別扱い」を望んでいる訳ではない。ただ、この二人には復帰してから自分の状態を自分できちんと話していなかったので、とりあえずはこれでいい。
毒舌のお局様(・∀・)は打ち合わせの後にそっと私を呼び、「これから内勤で忙しくなるし、そうしたらかをるさんの出番が多くなるから、外回りはしなくていいよ」と。 実に冷静な理由も告げられ、それはそうだと納得する。女性なので一番詳しく話をして、治療が進んで楽になったらまたやりましょうということになった。
私がおそるおそる出した「助けて」のサインを、振り払う人は誰もいなかった。
「助けて」って言って良かったんだ。
あまりにも新鮮な驚きで、仕事をしながら何度も涙をこぼしそうになってトイレに行った。
1ヶ月前は、カッターを握りしめてトイレに行っていたのに。
子どもの頃から、8/30から夏休みの宿題を始める奴だった。 数十年経ってもそれは変わらないんだろう。
もう31日になってしまった。でもまだ間に合う。 自分のために、自分を少しでも頼りにしてくれる人たちのために。
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