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恋をした日。
2003年12月25日(木) 恋をした 冬の空 三日月の日 やさしく 手とを 繋ぎ合わせてくれた日 白い息と 真っ赤な火は 目の前でぼやけて この体が 焼かれてしまうのだろう と そんな煩悩の中 振り向けば そこにいた という時間は もう 過ぎ去った 幾日も幾日も 幾ヶ月も幾ヶ月も 少しずつ ずれていって 少しずつ 違えていって 少しずつ 忘れていって 少しずつ 知らぬフリできる そんなふうに 考えていた 元通りに戻れる っていう 元 って どんなだったか 今思えば そんなのは 無理なわけだ 人の幸せを願うのが 君の幸せを願うのが 恋 だと思っていた いじわるだった やさしすぎた さいていだった くりかえし くりかえし 抱きしめる夢を見た いつまでも いつまでも 絶望の淵にいる 春になれば 花咲くだろうと かわいく はずんでいた とても ちいさな 恋をした |