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2004年01月02日(金) 寒い 列車に乗って 二駅、乗り過ごした 居眠りをしていた その間のことは、何も知らない 当たり前だけど 大きな荷物 降りた駅は、無人駅 一人で呼吸 白い息がのぼる 生きていた 下り列車を待った 一時間に三本 今年、また、列車が減った 列車が止まる瞬間 体がグラグラ揺れる 子供の頃から、それが好きだった 家の近くの駅に着いたら 駅員が、笑うかもしれない それも、また、いいだろう 別にね 無恥でも、大丈夫だ 街の時間が過ぎる 生まれる前から、あったことを 私は、繰り返す 踏みしめて、繰り返す |