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19 2004年01月02日(金)

寒い
列車に乗って
二駅、乗り過ごした
居眠りをしていた
その間のことは、何も知らない
当たり前だけど
大きな荷物
降りた駅は、無人駅
一人で呼吸
白い息がのぼる
生きていた
下り列車を待った
一時間に三本
今年、また、列車が減った
列車が止まる瞬間
体がグラグラ揺れる
子供の頃から、それが好きだった
家の近くの駅に着いたら
駅員が、笑うかもしれない
それも、また、いいだろう
別にね
無恥でも、大丈夫だ
街の時間が過ぎる
生まれる前から、あったことを
私は、繰り返す
踏みしめて、繰り返す





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熊野
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