世界への一歩
2005年05月04日(水) ただ頷いただけ ただ頷いてしまった私が わるかったんだ 君は何も否定しなかった 君は笑っていた 言葉をかけてくれていた 私が わるかったんだ 君に謝りに行こうと ドアを開けようとしても 開けられないよ 怖くて 君は待っていないのだから 君はドアの向こうの世界に きっと立って生きている 見えないと思っていたのに ドアの隙間から 光が漏れさしていて ここは世界と繋がっているのか と思う 繋がっているのなら 君にも手が届くかなあ 一枚きりのドアで 隔てている 空気はおんなしでしょう でもくっきりと 線が ドアを開けようか 開けまいか どうしよう どうしよう 暮れてしまう 橙も赤もさよならだ 世界への一歩 とても怖くて |