乳がんなんてやっつけろ!!

2004年05月24日(月) 親より先に・・

いつだったか、私が抗がん剤治療中の頃。
実家で副作用が辛く、布団に横になっていた。

洗い物をしていた母が、
「綾ちゃん!やめて!」と怒鳴った。
何を怒られているのか、分からない私。
「なに?」
「これ、これやめて」

何かと思ったら、私が胸の上に両手を組んで
置いていた姿を見て、母が叫んだのだ。
結局、何で怒られたのか理解できず不機嫌になったんだけど。

今思えば、きっと私が死んでしまったら・・ということを
考えていたんだと思う。
坊主で横たわって、両手を胸で組む姿。
母は嫌でもあの姿を想像してしまったんだろうな。

あの頃は、私も母も家族もみんな「死」ということに
敏感になっていた。


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