やんの読書日記
目次|昨日|明日
2003年10月11日(土) |
幻の馬 物語1 伝説の日々 |
ジュマーク・ハイウォーター作 福武書店
ネイティヴアメリカンの少女アマナが 一族の滅亡をまのあたりにしたとき 狐から偉大なヴィジョンをさずかり その後、再会した一族の危機を助けながらも 女だという理由で阻害されてしまう。 狐からさずかった力で、女でありながら戦士として働くことで バッファローをしとめてきて飢えに苦しむ一族を救うアマナ 病気の姉とその夫、後にその夫がアマナの 最初の夫になるのだが、戦士として働いたがために夫を死なせたと 誤解を受けて追放されてしまう。 普通の女ではない、自分らしく 男として生きたかったアマナはこのことで 自分を見失うことになってしまう。 森羅万象に神が宿り、それらと語ることができる ネイティブアメリカンが、ヴィジョンを持つということは 偉大なことであるらしい。 目覚めているときに感じる霊力。 心の命じるままに生きることができなくなったとき、 人は人でなくなるのだと思った。 アマナはこの後どうなるのだろう。
|