以前にも書いたことがありますが、小室直樹著「論理の方法(社会科学のための モデル)」東洋経済新報社 という本を何回も何回も読んでおります。
1回読んだだけでは頭に入らないので読み返しているんですが、読めば読むほど、 日本には資本主義の精神は宿ることはないだろうなと感じてきます。いいとか 悪いとかではなくて。
著者はモデル(ヴェーバーは理念型(Ideal Typus)と呼びました)に注目して 言及を進めていきます。例えば一神教はモデルで表せばこそその本質が表われる と述べています。一神教こそが、神と人間との論争を通して形式論理学を発達 させたと述べています。
モデルを理解すること、資本主義の精神を理解することが、本来あるべき資本 主義の理念を理解することになりますが、歴史上の様々な変遷はあるものの、 日本に根付いた風習や文化はそれを排除するものであったようです。
天照大神(あまてらすおおみかみ)に始まる日本の歴史は、神代・古代・上代・ 中世と神の絶対性を肯定する予定説(キリスト教の根本論理)であったにも関わ らず、承久の乱で因果律(仏教の根本論理)へと変化した。絶対的な天皇制度が ここに死んでしまったのです。しかし、ご存知の通り、明治維新によってまた 天皇制度が復活します。浅見絅斎(あさみけいさい)をイデオローグとして。 『靖献遺言(せいけんいげん)』を経典として。この復活をして神を神たるもの として絶対的なものとした。キリストの復活と同じように。
しかし、第二次大戦の敗戦で一変しました。 ここで復活したのは国民です。憲法にもあるように、主権者は国民です。 絶対的な主権者であった天皇は絶対的な権力を奪い取られました。であるにも かかわらず、主権者の力は絶対的でなく、公僕がその力を奪い取っています。 これが日本の現状。こんな状態で相変わらず経済政策としてケインズ政策を 取ろうとしているアホな政治家やエコノミストがいるもんだから情けない。
ちなみにケインズ政策は�|惨�であること��官僚が善良であること、この二点を ケインズは前提としています。日本においてはどちらもクリアしていないことは 明らかですから、この政策は間違いであることも明らか。
生産性とか合理性を求め、規制を排除するのも、これが原因で経済停滞している ことを説明できなければ経済回復はありえない。(これが原因ではないでしょう)
バブル崩壊以降の大きな変化を2点上げるとすれば、 �ー匆駟歉磴悗良坩� �⊃�用収縮
これらを払拭する政策が取られることが優先されるべきだと思っています。 だから、不用意に年金を確約すると言ってはいけないし、健全な企業に再生する 必要もあります。(もちろん個人のフトコロも健全にする必要があります)
これらの点に真面目に応えてくれる政党が信頼できる政党だと思っています。
資本主義の精神が宿らない日本だからこそ、意識してこういうところを考えて いないと、正しいこととそうでないことの区別がつかなくなってしまいます。
なんとなーくではなくて、自分の脳ミソを活用して選挙戦を見つめてみては いかがでしょうか。政治家に変化の兆しが見られてきたのに我々国民に変化が なければ政治は変わりません。前述の著作を読みながらいつも思っています。
はい。今日は曇りのち雨。(東京地方)
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