2004年05月29日(土) |
客先対応、そして死亡事件 |
昨日は工場で重要客先の出荷前立会と資材来社による価格検討依頼があり、 その対応に追われていました。出荷前立会があるので、それをいい機会に 資材が値下げの交渉に来たというのが本当のところでしょうか。
この重要客先との取引は、間に代理店が入っているから、実際は客先と 代理店との話し合いでしょうが、同じ商品を供給会社が変わったことで 価格が上がったことを受け入れてしまった資材が、上層部から指摘を 受けて、否応無しに供給会社である我々の会社を訪問して、直接交渉を しにきたという具合。
代理店というのは価格コントロールできる裁量がありますが、仕入れ 価格が高騰すれば、彼らのマージンも自ずと制限されてしまいますから、 その高騰がマージンの吸収を上回るものであれば、価格を引き上げざるを えません。実際は、ウチの会社が申し出た価格をそのまま客先に転嫁して 購入に至ったわけですから、代理店としてはいかんともしがたい状態。
まぁ、モロモロ話をしましたが、こちらの実力が伴っていない現状では 目の前にエサをぶら下げられても、それに食いつくわけにはいきません。 なにせ販売量よりも利益が出るかどうかが上から求められていますから。
さて、会社の帰りに久しぶりに馴染みの飲み屋へ行きましたが、そこの 女の子がちょっと席を立ってしばらくして戻ってきたかと思うと、 何やら悲しい顔をしていたから、何故かと尋ねると、知り合いの友人が イラクで銃殺にあったと連絡があったと。
朝方乗ったタクシーで流れていたラジオのニュースで、邦人2名が連行、 といったことを聞いていましたから、その件かと尋ねると、そうだと言う。
その知り合いというのはマスコミ業界の人だから、情報は早い。 ただ、いくら情報が早いからとはいえ、その情報は誰からかもたらされた わけだから、その情報源が正しいかどうかを確認するか、現場確認を しない限り、それが本当だとすることはできません。聞いているこちらが 判断するには、政府情報を聞くしかありません。
昨日は「朝まで生テレビ」放送日だったから、その話題も出てくるかなと 期待していましたが、あまりにホット過ぎる情報だったからか、話題にも なりませんでした。そういうわけで、ネットに出ている情報だけ。
翌日の今日は、朝からその話題でしたが、どれを見ても死亡と言っています。 橋田さんと小川さんは叔父と甥の関係。橋田さんは前回の朝生に出演して 自己責任を主張した人。今回もそれに該当するとすれば、自己責任で死亡 したことになります。これが即死でなくて、捕捉されて見せしめのような 形を取っていたとしたら、またしても自己責任問題が浮上してきたでしょう。
今回は殺害という最悪のケースであり、イラクの国内情勢に対する見方が 日本国内において少しは変わってくると思います。今までは、危険だけども 死人が出ていないから・・・という甘い考えはなくなるという観点で。
今回の事件に対する日本政府の対応はどうなるのでしょうか。 自衛隊の海外派遣をした責任を感じるのでしょうか。 単に自己責任という言葉で済ませてしまうのか。さてさて。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
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