Shigehisa Hashimoto の偏見日記
塵も積もれば・・・かな?|それまで|これから
2002年07月09日(火) |
ザッツ エンターテインメント! ドラゴンボールの魅力 |
今年で21になるわしですがいまだに漫画「ドラゴンボール」の熱烈なファンを続けております。これだけは幼稚だといわれようが止められません。「鳥山明」という才能の塊の手によって描かれたこの漫画はまさに神品と呼ぶにふさわしいものです。ことエンターテインメント性においては他の凡百の漫画家が徒党を組んでもとてもかなうことではないでしょう。この点では手塚治虫さんや藤子不二雄さん、石の森章太郎さんよりも勝っているとわしは思います。とにかく楽しいのがこの作品の魅力なのです(だからアラレちゃんも好きだったりします)。
また友情や愛、あるいは涙といったじめじめとした情緒性を話のなかにほとんど取り入れないのも素晴らしいところです。凡庸な漫画家なら同様の素材を感動巨編に仕立て上げたり取ってつけたようなお涙頂戴物にしてしまうでしょう。「ドラゴンボール」は全ての出来事がさらりと描かれていて(けっして無味乾燥という意味ではない)物語を涙でぬらすといったことは極力ありませんでした。これも普通の漫画家には出来ない芸当です。
連載終了してから幾年の月日が流れ最早過去の産物として歴史に埋もれてゆくのかと少々寂しい気持ちになっていましたが今年に入って映画化!さらに新作ゲームも発売、と聞いた時にはまさにシビビーンと飛び跳ねてしまいました(古い)。映画のほうは不安が拭えない感もしますが、ゲームのほうは手放しに楽しみです。どういった作品になるのか。「ドラゴンボール」の単行本を手にしつつ、年末の発売を今から心待ちにしております。
橋本繁久
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