すばらしい日々
2004年10月10日(日)  三階、渡り廊下隣の教室左端前から四列目

どこにも見えないのに金木犀の香りがした。
ちょっと嬉しかった。
前にもこんな事あったなぁ、なんて思ってたら
高校二年生の時の事だったのを思い出した。
三階の教室だったのに、中庭の端に植わってる
金木犀の香りが漂ってきて感動したんだった。
あの頃の私は今より色んな事考えてた。
昔・・・というか前の事を忘れていくのが
すごく情けない。
大人になりたくない。嫌な大人になりたくない。
そう思ってきたけれど、それは無理そうだ。
子供の気持ちを分かってくれる、
自分が子供だった頃の気持ちを忘れていない大人になろう。
そう決めていたけれど、既に大分忘れている。
それに覚えている部分についても、もう共感できない事も多い。
辛いけどしょうがない。
私は、昔の私が求めているような大人にはなれない。


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