すばらしい日々
2004年11月18日(木)  変わっていないようで変わった中身

塾の先生(?)のバイトをしていて
相手の学年に合わせた教え方をする事の難しさに改めて気づいた。
どうしても今の私の中で一番良い、簡単だと思うやり方で
問題を解いてしまっている。
それどころか、私自身は、その学年だったときに
どうやって解いていたのか、考えていたのかを思い出せない。

この事は前に書いた「昔の自分が望む大人になれない」
という事に関係があると思った。
人は、より良いやり方を学びながら生きていく。
それはただ単に、「より効率が良い」やり方なだけかもしれない。
だけどそれでいいと思った。
私の全てが「効率の良い」やり方になった訳じゃないから。
そして今更ながら、嫌な事を言ってきた大人達の気持ちが分かった。
どうしても、自分の経験の中で培ってきた事を含めて
子供に話をしてしまうんだ。
だから子供には、納得のいかない嫌な話、
自分の事を分かってくれない大人だと、思えてしまうんじゃないのか。

分かったところで少し悲しい気持ちになった。
けど、初めて自分は成長したのかもしれないと実感できた。


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