すばらしい日々
2005年02月27日(日)  つなぎとめる

私は何でもかんでも、とっておく人です。
カッコイイ理由なんかは無くて、
ただ単に忘れてしまうのが嫌だから。
損をしたような気分になる、というのが一番近い。
だから小学校の頃の作文とか教科書とか沢山残してあるし、
最近では携帯のメールも機種変更しない限りは消さないです。

「人間は変化を恐れる生き物だから」
そう友達が言った事をずっと覚えています。
私は今が無くなる事が嫌なんです。
忘れる事で今が消えていくような気がするんです。
でも上に書いた言葉はもう6年くらい経つのに覚えているし
本当に私にとって大切な言葉は、瞬間は、忘れないのかもしれない。
だけど、どうしようもなく不安なので、
私は今日も日記を書いて、少しでも今を残す事に必死になっています。

「いいな」と思える日記、文章を書く人がいます。
その人は割と頻繁に過去の日記や文章を消す人です。
私はその事に対して、すごく「もったいない」と感じました。
けど、その人は強いのかもしれないと、ふと思ったんです。
未来に向いて生きているから、ためらい無く消せるのかな。
過去をないがしろにしている訳じゃない。
残しておかなくても、自分にとって大切だと思える事を
自分の中にとっておける人なのかもしれない。

うらやましく思いました。
「消せる事」ではなくて
「自分の中にとっておく事が出来る事」が。


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