今日もサンガリア
えむつー



 どうも

こんばんわ。最近シリアスなえむつーです。

◎身内に不幸がありました。
なんだか、いろいろ思うところがあるわけで。
「ここで書くな」って言われそうだけど、ここは俺のページだし、俺が書き残している日記はここしかやっぱりないので、あえて書きます。


8月17日朝7時30分に、俺の祖父が亡くなりました。90歳でした。
死因は『急性くも膜下出血』らしいです。

祖父は存在感の強い人でした。
くしゃみをすれば1キロ四方までその音は響き、手鼻のテクニックはそりゃもう見事なもので、一級品でした。

祖父はよく動く人でした。
89歳まで農業に携わり、いつも掃除洗濯を欠かさない人でした。時には、厨房に立つこともありました。大雑把で、あまり美味しくなかったのが玉に傷ですが。
大病も患うことなく、病院要らずの元気なじいさんでした。
誰も、本当に誰も死んでしまうなんて想像していませんでした。

だから…
動かなくなった祖父を見たときは何がなんだかよくわかりませんでした。

徐々に体温が失われていく祖父の顔を触ったり、話し掛けても返事をしないその姿をじっと見つめていても…現実味がわかないのです。
棺おけの中で眠っている姿を見ても、骨になってしまった姿を見ても…。

今でもなんだか変な感覚です。すぐに帰ってきそうな、そんな感じがして。

母もそう言ってました。
「今にも、ヨチヨチ歩きながら帰ってきそうな気がしてねぇ。」



祖父はまめな人でした。

彼は1950年あたりから毎日、日記をつけていました。
達筆で読みづらかったけど、みんなで読みました。

…今年の日記を見て、不覚にも涙が出ました。
歳のせいかヨレヨレした字は、しっかりと祖父の時間を刻み込んでいました。


2003年08月27日(水)
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