やっと待ちに待った新学期が始まり 久しぶりにたった半日だけど ひとりで家にいる時間を味わう 昨日おもむろに 学校に行きたくないと言い出した下のコも 無事に出かけたが それは別に宿題が終わらないからとかの ゴネではなく なんだかもっと確信に満ちたいいようだった
行かないでいるには どうしたらいいのかと聞くので 別にただ自分で休むだけだよと言った 都会ならそういう子ども達のための場所はあるが この田舎ではたぶん 人と違うってことへの許容が狭いから まあ病院に行って診てもらったりが必要かも
中学までは法律で行くように決まってるし だんだんに保健室登校とかから 頑張って行けるようにって 先生にも言われるかもしれないねえ そう言うわたしの説明を聞きながら じゃあ行かなくてもいいんだ と彼なりに納得したようだった
っていうか どうしてここで 親として絶対行かなきゃならない理由を きちんと説けないのかと思うのだが 当のわたし自身 本当に必要なことなのか 確信が持てないのだから仕方がない
だからって実際 毎日が夏休みみたいに ずうっと家に居られても わたしが勉強を教えられる余力もないから まったくいい加減なんだけど ムスコ自身は勉強が嫌いではなく むしろ積極的に取り組む人なので なんとかなりそうなどとイージィに思う
結局 そんな話しをしたことすら忘れたように出かけ お昼に帰ってきたので 学校はどうだったと聞いてみた 自分で考えて書いた習字を見た友達が 十字架ってカッコええ だってと嬉しそうに報告 夏休みにディズ二ーシーへ行ったお友達からは お土産をもらったと見せてくれた
年少さんで幼稚園に入ったとき 産まれて初めて オレはここにいると認識したそうだが 10歳になった今 彼はどんな風に自分を捉えているのか これから何を言い出すのか ちょっと楽しみな気がするのだった
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