ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2004年12月28日(火) 霊との忘年会

わくわく館で忘年会
昨日の掃除のうちから
ホットカーペットにコタツ
ストーブをそれぞれふたつずつ
うちとHさんの所から持ち込んで
大きな荷物は
Oさんのワゴンで運び込んだ

真ん中の部屋の
中庭に近い奥のスペースが
ほっこり居心地のいい感じになって
今日はそれぞれ
自宅で作ってきた料理を持参して
食器やグラスの準備から始まった

Oさんのおでんの大鍋や
Hさんの煮込み風キムチ鍋から
早くもいい匂いがして
Kさんのペッパーハムと
鳥レバーの生姜風味が
テーブルに豪華さを添えている
わたしは山芋を海苔で巻いて揚げたのと
リンゴとプルーンとかぼちゃのデザート

タクシーで到着のNちゃんを加えて
とりあえず5人で乾杯をした
もうどれもが美味しくて
シアワセいっぱい
料理がなくならないうちにと
デジカメで写真を撮り
食べては撮りのわたし

途中でやってきたAちゃんが
Nちゃんを先に家に送ると言うので
並んで立ったふたりも撮った
するとその写真には
縦に太い白い筋がはっきりと写り
手前の方にも白い煙のようなものが
もやもやと浮かんでいた

それから
戻ったAちゃんが撮った写真の中にも
いわゆるオーブと呼ばれるような
小さな光や白い塊が写り
途中Kさんとわたしだけが
ガラガラと戸が開く音を聞いたりして
なんだか心霊忘年会の様相を呈した

けれども
不思議と怖さやぞっとするような感覚はなく
コタツを据えた辺りは
Hさんの亡くなったご主人が
もともと仕事の机を置いていたそうなので
ずうっと使われていなかった空間に
一体なにが始まったのかと
様子を見にやってきたのかもしれなかった

そもそも
わくわく館との出会いは急激すぎて
普通の流れとは随分違っていた
それは
最初に会社を興した
Hさんのお父さんやご主人が
大家さんであるお母さんに
働きかけてくれたせいとも思えた

正直今のところ
わたし達の掃除は進んでいるものの
いろんな行き違いで
工事がどこまで入るのか
解らない状態になっている
この場所に笑い声の響くことを
わたし達だけではなく
見えない存在が喜んでくれるよう
願わずにはいられない夜だった


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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