展示用のレイアウトは 実際に箪笥などを配置しては 入り口から全体を確認 少し動かしては違いを比べる というアナロギーなやり方で 月曜日に大まかなポイントが決まり 昨日は試着用スペースも作った
それはいいとして問題は製作 ペンダント作りのあと 途中だったスカートをひとつ仕上げ 次いで去年福井秀雄商店で買った 雨だれみたいな可愛い模様の着物で 巻きスカートを作る予定だったのだが 張りのある生地は予想以上に薄手なので 合わせるつもりの帯地に負けてしまう
悩みに悩んで 墨染めの反物で裏地をつけようと思い どうせ絹を使うなら 表地から覗かせてしまおうと考えたとたん 同じ生地合わせのトップスを作って セットアップにするのはどうよと まるでジキルとハイドみたいに 自分の能力を省みない声がした
4枚を折り伏せ縫いで 繋いだスカートはそのままに さくさくと型紙を作り 布を裁ち終わったのが夕べ そして今日は 朝から掛かりっきりで やっと肩と衿までが出来上がった
まさかここまで大変とは 恐るべしセーラーカラー 出来上がるまで パーツがどんな風にあの衿になるのか 全く結びつかないまま ひたすら細部を丁寧に 手縫い部分も慎重に慎重に
楽しむどころではなく いつか終わりが来ることだけを信じ なんだか長い一日だった お陰で綺麗に出来たけれど 二度とチャレンジしたくない程 ややこしい作業だった
脇縫いがまだの見頃に 首を通して鏡で見ると カラーの合わせ部分をもう少し細く 衿開きももっとあった方が 個人的には好きな感じ それには型紙をどう直したらいいのか ついつい考えている自分にはっとする
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