| 2006年08月07日(月) |
引き金を引かせるもの |
佐川一政の本を読み 妄想と行動の境には いったい何があるのかと考えた 食べてしまいたいくらいカワイイ をそのまま現実に移してしまった あの人肉事件の佐川クンである
子どもの頃から お話しの中に描かれる 食べちゃうぞ のシーンを 寓話として無意識に働きかけるだろうはずの その効果が 道徳的な戒めとかではなく 禁を犯してみたいという所に繋がって行った
巻末にあった年賦から 誕生日を知ると ホロスコープを見ずにはいられなくなった 金星は五感の全てで味わいたい牡牛座で 逃れられない強制力の冥王星がスクエアだった 他に牡羊座の月と天秤座海王星のオポジションがあって 燃え上がる動物的衝動を煽る関係か
生まれ時間が解らないので正確ではないが 対人関係をあらわす7室は蟹座 その支配星の月はそういう状況だけれど 逆に冥王星からはトライン けれどこの冥王星が8室にあるところが 異常な執着と反社会的な性癖の象徴かもしれない
他にもいろいろさらって 何となく解ったような気になってみたものの だからって 同じような星の配置の人が みんな佐川クンになる訳ではなく 自分の持つ妄想を行動に移すには 何よりまずその対象が実際に必要となる 佐川クンも何人もの女性と知り合いながら その妄想を現実化できないまま 変遷しているのだ
相手は生身の人間だけれど その人間性を考慮せずに済む相手 それは対人関係における相性みたいなもので 悪意を持たない誰かが 自分でも無意識のうちに 相手の魔性を引き出してしまうのかもしれない そう思うと あまりにも無防備で善意の被害者が悲しすぎる
たまたま運が悪かったのだとは 片付けられない事件が続く いろんな人や物事に出会う中で そこに絡まって行くのは 自分の選択しだいというポイントが きっとひとつならずあったはず せめてわたし達は 事実を教訓とするよりないのだろうか
そうそう 最近 摂理 石膏 というキーワード検索訪問多いですが何か?
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