実に久々に
映画を観に行った
しかも映画館は
歩いて数分の豊劇
引っ越してこの立地になって
初めての訪問

なんか
年齢とともに
余程のエンターテイメントか
好きな俳優が出てる
とかじゃないと
いや出ていたとしても
ダレたりストーリー性とかで
集中力続かなくなるんだけど

今回はご縁があって
チケットをいただいて
それが昨日が最終日
本当は母の分もあって
風邪気味なので
タイミング覗ってたら
結局独りで行くことに

セリフがなく白黒映像
効果音とか
うめき叫びとかはありつつ
言葉がないことでの
身体の表現は
時に漫画っぽく
ストーリーは起承転結で
解り易くシンプル

なんだけど
時にくだりが長すぎ
集中力が途切れ
何度か気を失ったし
時計を確認もした
見ている間にも
受け手にどう観て欲しいのか
つい考えてしまった

きっと
表現したいことが
いろいろあったんだろうな
自分の中に詰まっている
あれもこれもの表出
そういう意味では
作り手どおしなら
理解は深いかもしれない

作りたいものを作ることと
ニーズが結ばれるかどうかは
全く別モノなんだと
常日頃つくづく感じている
でもそれでも
見えない誰かの欲求ではなく
自分自身を掘り起こすことでしか
表現は始まらない

行動すること
その原点は
自分の中にある
何かがあるなら
行動しなければ
同じ所に留まるだけなんだ
小利口に脳みそであれこれを
いじくり回しては
行動しない理由にならない

なんだか
観た直後には
よおしっ
と勇気を貰って
明日を迎えるような
そんな映画ではなかった
気がしていたけれども
ここに記してようやく

誰がどう受け取ろうが
受け取るまいが
表現することの勇気を
確認出来たようだ


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３６センチの宇宙
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