自分が
出合った事象に対して
解釈したり
レッテルや
ラベル貼りをすると
何となく安心出来た

そう
まさしく
判ったような気になって
解っていることで
より良く生きられる
そんな感じがしていた

けれども
違ったんだな
それで
守られてる
或いは
守っている
のは幻想でしかなくて

外側に
それをすることは
自らを檻の中に囲って
身動きが取れないように
がんじがらめにする
ってのと同じだった

恐れや不安があるから
分かろうとするけれど
そのことでもっと
自分は不自由になって
恐れや不安の中に
閉じ込められてしまう

理屈じゃなく
本当に感覚的に
昨日はそういうのが
押し寄せて来て
他人が話す言葉の中に
その人が囲っている
檻の存在を
まざまざと感じた

それは
過去の自分であり
そのせいで
どれだけ苦しく
悩んだりしていたか
なんだかもう
懐かしくさえあるようで

だから
きっとこれから
そんな風に
過去に連なる自分を
全部抱きしめて
慈愛を持って
進んで行けるはず

きっとわたしは
この人生のなかでさえ
何度でも
何度でも
生まれ変わって行ける


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３６センチの宇宙
〜吉祥堂のリメイクノオト〜
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