オープンダイアローグ
というものがあって
統失患者が薬を飲まなくても
大丈夫になるらしいよ
って
調理をしている施設の
トップに話をしてからしばし

一番判り易い
という漫画仕立ての
解説本を買って貰ったのが
回って来たので
読んでるんだけど

いくつかのケースが
描かれていて
その中では
患者の病理的な説明はなく
診断をするワケでもなく
妄想と思うような
本人の困りごとも
そのまま受け止められる

ともかくその場は
治療とか改善を
目指すのではない
という前提に立って
ただ対話を続けること
そのものを目指す

まるで
突拍子もない
本人にとっての現実を聞いて
分析とか理屈づけとか
解釈とかをせずに
それはそのままあることとして
一緒にウロウロする

これは
頭で解かっても
実際には
とても難しいように思える
普段の自分でさえ
知識や経験をもとに
話しをしがちだ

けれども
全く自分とは違う他者
という存在を認め
どんな立場の違いがあっても
それぞれは対等なのだ
という大前提に立つとき

価値観の違い
で切り捨てていた
誰かとのやり取りの
違った側面が見えて来て
受容の幅が少しでも
広がりそうな
予感がしている


※参考図書
まんがやってみたくなる
オープンダイアローグ
（医学書院）


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