夢ーつれづれ日記
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無事、正月終了。
ばあば昨日、帰りました。
おとなしく素直になった。 と、思ったのは初めの1日だけ。
相変わらずの減らず口。 >ま、その方が安心だけど。 あんまりなので、いつものようについ、どなりちらした私。
「もう、勝手に話つくって、ゴタゴタ言うな! あんたのその一言で、みんなが迷惑するんだそ!」
「ああ、そうかい。話、作ってやる〜!! ははは」 と高笑い。あげくの果てに・・・
「知ってるあんた? 私なんて、妄想がすごいんだからね! 便秘になると私、妄想言うのよ。妄想いってやるから!」
と、えばるってるんだから、とんでもない奴。
でも、妄想を妄想と理解したあたり今年は凄い事だ。
実際、バアバは便秘が続くとデビット・リンチに負けないぐらいの 不条理の世界を口走るのだ。 呆けとも、認知症ともいいがたい荒唐無稽な事を、実しやかに言う。
今まではそれを 「本当だよ。絶対!本当にそうなんだもん」と言い張ったのに。 すごい進歩。
勘違いと思い込みと、妄想はまた別もので、 その辺も理解しているみたい。 <勘違いと思い込みは、まだ認めないけど。これはもう無理でしょ。 以前この日記にもばあばの妄想については書いたけど、ほんと、おかしな話>
20年ぐらい前だったかな、、、故父が初めて発作で倒れ、 母がすがるように、私にしがみついてきた時 ――この人はもう、こうるさい私の母親でなくて、子供だな―― と、思ったのをよく覚えているけど、、 ますます、子供にかえっていきます。
バアバが帰える日 迎えに来た兄が、ニヤニヤしながら私に聞いた。 「婆さん、うんち、どうしたよ?」 「ちゃんとトイレに誘導したら、したよ」 「嘘だろ! なんで家ではしないんだよ! ふざけるなよ。このばばあ! 出来るんじゃないかよ!」
兄貴に罵倒されながも、らへらへら悪童のように笑い、 介護車に乗って「バイバイ」と手を振り、帰って行きました。
まあね・・・ 今回、私は24時間看てるから誘導できたけど、 家で一人暮らししていて、 ルーティンで訪れるヘルパーさんや兄貴に「今、しろ!」 誘導されても上手くはいかないよ。
とりあえず、足が去年よりもいいみたいで、なにより。 これ以上、悪くならないでほしいです。
坊っちゃん共々、現状維持.
バアバ、坊っちゃんにお小遣い置いていきました。 「ホント、おとなしくていい子だね」と。
坊っちゃん、いい子にしていた正月です。
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