FayeBlue
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2002年11月05日(火) 私が認める唯一の後悔






どんな状況でも

どんな人と寝ても

どんな事があっても

いつの間にか心での割り切りかたを覚えて







『愛情のないセックスなんてできない』

なんて言ってる子達を

“今時、そんなアホな。”と心で嘲笑い

そしてどこかうらやましく






だからと言って毎回誰かしらと寝てても

それに対しての後悔はなく

私の中ではただのセックスにしかなかった

その時だけ寂しさを紛らわす

人の温もりを感じる

その時たまたま求めるものが一緒になった人との共有

それが私には心地よかった







時々こんな私が自分でも信じられず

私はどこかに愛情とか純粋とかそういったものを

置き忘れてしまったのではないかと不安さえよぎった





でもそれはたった一晩だけでも人の淋しさや優しさに触れてたから

どこかでお互いの寂しさを埋めてたから

弱さをどこかで見せてたから

だから後悔もなく

それ以下もそれ以上もなく

One−Night−Standであって

愛情なんてあるわけなく

でもどこかで心の癒しに触れてたから

平気だったと気がついた夜、私は初めて泣いた







乱暴だったわけでもない

いつもと変わらないセックスのはずだった

でもレイプされてるような気持ちになったのは

触れたくない心の冷たさに触れたからのような気がする

冷たくて、ただ涙が出てきて止まらなかった







体と体を重ね合わせて何かが伝わるのは

何も愛し合ってる二人だけではないんだと

知りたくない人の心のそこを垣間見た夜、気がついた







普段簡単に後悔なんて認めない私だけど

この時だけは後悔した








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