ノーエの日記

2003年06月21日(土) 記憶の底を引っ掻き回したら…。

原体験もどきに遭遇してしまった。

「ヒカルの碁」の主人公ヒカル少年が、棋聖佐為と出会い、その心の片隅に佐為を住まわせる。

元気でヤンチャな少年漫画の主人公って大抵ダメなんだけど、な〜んでヒカルがしょっぱなから好きなのか、その原因が過去に読んだ本の主人公とリンクしてた事が判明。そのままそっくりって訳ではないんだけれど、微妙に似てるかな?
ヒカルの方がゼゼ(主人公の少年)よりずっと幸福だけど。

ジョゼ・マウロ・デ・ヴァスコンセロス作の「わんぱく天使」(原題「スウィート・オレンジの木」)と「続・わんぱく天使」(原題「太陽を暖めよう」)。
ヴァスコンセロスの自伝的小説で、空想好きで過ぎるほど感受性強いの男の子が、一人のポルトガル人とのふれあいを描いた第1作と、『アダム』というヒキガエルが胸の中に入ってくるという第2作がある。佐為=ヒキガエルの図は、佐為が心底嫌がりそう。でも知的で真摯なヒキガエルだし。(笑)

後、前にも少し書いたリチャード・バックの「イリュージョン」。
この主人公リチャードとドナルド・シモダという『救世主』との関係も、ヒカルと佐為の関係に似てたりするかもです。

興味のある方、どうぞご一読を。


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