すっぴん



■■ おとうさんといっしょ ■■
2001年11月18日(日)

今、ウチにはトイレットペーパーが二種類ある
どうして?それは単純だ。彼と同じ日に、同じタイミングでトイレットペーパーを買い求めたからだ。
当日は、ウチの駐車場前で、お互い違ったトイレットペーパーを抱えており、『あれ、買ったんだーーーー(心の声:損した』ってな感じになった訳だ。
彼は柔らか・ちょっと高めのスコッティのトイレットペーパーで、私はまぁソコソコ柔らかめダブルの安トイレットペーパーを買ってきていた。

買ってきたのはもう随分経つのだが、今日私は個室で本を読みながら、素晴らしい提案を思いついた。
『あなた〜!!今度からさぁ〜トイレットペーパーを使い分けようよ〜』
『うんちの時は、らかい方を使ってさぁ〜。おしっこの時はコッチの固い方を使おうよぉ〜』
私的には、かなり実用的な提案をしたのに、彼からの返事はい。
『ちょっと〜聞いてるのぉ〜』

それでも沈黙を続ける彼、『なんだよ!チクショウ』
無視を決めこむ彼に対し、今度はだんだん腹が立ってきた。
ん?待てよ
そういえば....男は小便をする時ティッシュを使わないんだった。
あはははははは。

なーんて、自己解決していると、又子供の頃の事を思い出した。
昔、私がパパと二人暮らしを始めた頃、パパも同じ様な間違いを犯したんだなー。

母と別れ、新しく二人で暮らし始める際、引っ越しをした。
そこは今まで住んでいた所より、ちょっとダケ新しい洋式トイレのアパートだった。
初めてそのトイレを見た私は、パパに『これ、どうやって使うの』と聞いた。
するとパパは、『おしっこの時は便座を全部上にあげるんだよ。ウンチの時は1枚目だけ下げるんだ』と教えてくれた。
なるほどな。
私はパパが教えてくれた洋式便器の使い方を忠実に守っていた。

それから暫く経ったある日、私はパパに聞いた。
『パパー!新しいおトイレでおしっこする時ってさー、お尻がたいよね』
そう言った途端、パパは笑い顔になり「あっ、ごごご..ごっめん、ぽこは女だったんだよな」プププ(←かなり笑いを堪えているさま)「女はおしっこの時もウンチの時と同じで良いんだよ」と告白した。
ガーーーン

言われる前に何故気が付かなかったのか。
子供って不思議

やっぱ私たちは離れていても親子だ。
改めてそう思った。


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