ふたつのこころ

2008年01月10日(木) 思い出と、これからの想い。

元彼のことを思い出す。

不意に頭によぎる。
一緒に行った所を思い出したり、
一緒に歩いた道を思い出したり、
一緒に食べた物を思い出したり、
仕草を思い出したり、笑った顔を思い出したり。

色んなことを、不意に、思い出す。

思い出すことも、以前よりは苦痛じゃなくなった。
ほんの少しだけ、せつなかったり、微笑んだりできるようになった。

でもそれは、元彼への想いが復活したとかではない。
錯覚しそうになるけど、そうじゃない。

新しい恋に踏み込んでいく勇気だとか、
たまに飲み込まれそうになるトラウマだとか、
まだ忘れきれていない怖さだとか。

そういうものを乗り越える為には、必要な事なんだと思う。

自分が選んだ恋を、思い出したくない思い出にしたままでは前に進めない。
それでは、例え貴方の隣りにいけたとしても、また繰り返してしまう。

自分を嫌いな自分のままでは、
自分に自信がないままの自分では、
貴方の隣りにいく資格はないと思う。
ありのままを見せることが出来ないのなら、私はまた自分を作り込んでしまうと思う。

元彼のことを思い出して、すごく不安定になっているのは事実だけど、
今の私には思い出すことは必要な事。
後半は辛い思い出ばかりだったから、楽しかった思い出が埋もれてしまっている。
それをちゃんと思い出にして大事に出来なければ、私は全く成長していない事になる。


ああ、でも、すごく不安だ。
くじけそうになってしまう事もある。
貴方へ近づくことを諦めてしまいそうになる事もある。
『単なる憧れだ』と自分に言い聞かせてしまいそうにもなる。

だけどね。

元彼との思い出の場所をね、嬉しい場所にしてくれたのは貴方なのです。
気づかない内に嬉しい場所になっていたのです。
それに気付いた帰り道、私は満面の笑顔になっていたの。

それからもうひとつ。

貴方からのメールを見ると、心が温かくなって笑顔になれるのです。
メールを書いている時だけは、私に時間をくれているでしょう?
そう思うと、とても嬉しくなります。

せっかく芽生えた愛しい気持ち。
まだ小さくて弱々しいけど、大切にしたいのです。
ちゃんと胸を張って『好き』と言える日が来るまで、
つかず離れず、この関係を維持していけたらいいなぁと思います。

貴方に出逢えて、本当に嬉しいです。
ありがとう。


 きのう  ひび  あした


みかる [めえる]

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