レッスンが終わり、明かりが消えたスタジオにこだまする艶かしい声。
あん・・・・・あん。時折聞こえる野太い声。
ここはどうだい?そしてまた鳴り響く涙混じりの声。
ヒィ・・・・ダっダメっ・・・・。いつしか、その声は凄まじい音量に。
いやぁあああああ――――ん!!事の異様さに、ジムトレーナーが走ってくる。
ど、どうしましたっ!?ゑ?
すみません。
数日前からのあまりの腰の痛みに嘆いていたところ、
齢70歳の心優しい爺さん
(我家では馬の爺さんと呼ばれている)からそれはもう念入りなマッサージを受け、
あまりの気持ちよさに悶絶して出てしまったワタシの声です。
・・・・・・・・。
お騒がせしました。
ちなみに爺さんは、ワタシが懸命に釈明している間も、
我関せずと言った顔をして、ワタシのカラダを揉み解していました。
そして、
釈明するワタシの声が、これまた喘ぎ声になっていたのは、言うまでもありません。
追記 : 『いわし5兄弟』本日をもって終了いたしました。