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2004年06月11日(金)
 並みか以下か。


会社のノートパソコンが新しくなりLANケーブルがなくなった。
うん、そう、無線LAN。
線が繋がっていないのにネットワークが使えることが不思議でたまらないオレは、「ここから電波を出してます」と業者の人が説明してくれたルーターの前から離れられなくなった。
そして以下のような動作確認を行った。


�.襦璽拭爾離團灰團蓋�る部分を手で隠し、ネットワークが繋がっているか確認。
�▲襦璽拭室�体にダンボール箱をかぶせ、ネットワークが繋がっているか確認。


全て正常だと確認され、第3段階の『発砲スチロールの箱をかぶせ動作確認』をしようとしたところで、背後に気配を感じた。


「キル田さん、それ小学生並だから。やめなさい。」


スクール長だった。
ずーっと、ずーっと見ていたらしい。
えへっ♪っと笑って誤魔化したが、なんだか頬が熱かった。




夏期講習に向けて、新しい新聞広告のチラシができあがった。
写真入りのそのチラシには、隣りのスクールの若手のホープ吉井先生がアップで写っていた。
羨ましかった。
ちょっとでいいからワタシも載りたかった。
それはいい。


吉井先生の写真は実際よりも肌の色艶が良く、本当なら少しブツブツしてるはずのオデコはつるつるに修正されていた。
うーん、キレイなオデコだ。
するとワタシは、とっさにあれをやるしかないと思った。
思った時にはもう口ずさんでいた。


リングに〜♪稲妻走り〜♪勝利の〜♪戦士を照らす〜♪
飛び散れ〜♪筋肉ビーム〜♪勝利を〜♪誓って〜♪
鼻歌交じりに吉井先生のオデコにマッキーで『肉』と書いていると、またもや背後に気配を感じた。


「キル田さん、それ小学生以下だから。やめなさい。」


スクール長はそう言うと、心底呆れた顔をして授業に戻っていった。
えへっ♪と誤魔化す時間さえ与えてはくれなかった。
ワタシの頬は燃え滾る溶岩のように熱かったが、どうせならラストまで唄わせて欲しかった。
なぜなら次のフレーズがこの唄の一番好きなところなのだから。





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