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■ 自分だけの特別
先日、ショーが変だ、という話を書いた。そして、やっぱりショーが変なのだ。 リュウも気づいていたようで「最近、ショーちゃん撫でるとグルグル言って喜ぶんだよ、どっか悪いとこでもあるんじゃない?」と、心配そうに話してきたほどだ。
そしてあろうことか「おいで」と言うとトコトコとやってきて、椅子の上に乗るようになってしまった。先日は膝の上だったが、今日は椅子の背もたれと私のお尻の間にはまって満足そうに寝てしまった。これでは、まるでニャンではないか。 ストーカーの癖に無愛想で、甘ったれな癖に触られるのが嫌いなショーはどこへ行ったのだ?
そして気づいたのが、もしかしたら練々の登場と無縁ではないかもしれない、ということだ。練々は、ショーとバッティングするタイミングでよく甘えてくるからだ。
たとえば今までショーの聖域だった私の掛け布団の上。あみっちやキラリンだったら、ショーとくっつく格好で丸くなるのだが、練々はもちろん私のわき腹とか胸とか肩のあたりに丸くなるのだ。 私も目覚めたとき、まず練々が目に入るものだから、とりあえず練々を撫でる。練々はグルグルいいながら、伸び上がって私の顔を舐める。 ショーは、よくそんな様子をじっとみていた。 もちろんその後でショーのことも撫でるのだが、後回しにされて傷ついていたのだろうか?
そう言えば、猫缶大好き練々は、どこにいようとも猫缶の気配がするとやってくる。今まで、こっそり自分だけ猫缶をもらったりしていたショーは、最近、常に練々と一緒なのに不満だったのかもしれない。
猫たちは、みんな自分だけの特別の時間を欲しがっているように思える。 あみっちだったら、パソ前の私の椅子の上(ただし自分の気が向いたとき限定)、ジュリナだったら居間のソファで寛いでいるとき(ただし自分が眠り足りて機嫌のいいとき限定)。 ポッポは赤ちゃんだからいつも撫でまわされているけれど、ニャンは朝の新聞の上と洗面所でのポンポン、キラリンは時間は決まっていないがスリスリしたときの抱っこ。 そうやって考えると、ショーはこのところ練々のおかげで、随分割を食っていたのかもしれない。
でも、私にとってショーは変わらず運命の猫なのだ。 ニャンが初めてリュウと私が我家に迎える決心をした特別な猫であるように。 あみっちが、11月の寒い夜、思わず抱き上げてしまった特別な猫であるように。 ポッポとジュリナが不思議なめぐり合わせで我家にやってきた特別な猫であるように。 キラリンがいくつかの縁を紡ぎながら我家にいる特別な猫であるように。 練々が、私の憧れのオッドアイを持った特別な猫であるように。 ショーもあの雨の降る4月に私を魅了した子猫のときそのままに、特別の猫なのだ。
そう思うと、ちょっとショーが不憫な気がして、思わず抱き上げてしまったのだが。……無残にも、蹴られて逃げられた。 ショーのショーたる所以は、まだ健在のようだ。
◆11月だ。寒さに向かう季節というのは、実は好きだったりする。10代のころは、夏の暑さが好きだったが、最近、年のせいか暑いのはうんざりだ。 寒いといっても、横浜。雪に閉ざされるわけでも、冷凍庫よりも寒い戸外の気温に耐えなければならないわけではない。猫団子や猫布団の幸せもある。最近、ニャンはリュウの布団で寝ていてリュウはご機嫌だ。
31日(木) * 朝−親子丼、ニンジンとレンコンとタマネギの味噌汁 * 夜−ビーフストロガノフ(タマネギ、セロリ、牛肉、缶詰トマト、赤ワイン)、ホタテのガーリックソテーwithベビーリーフのサラダ(チーズ、タマネギ、茹で豚)、キャベツと小海老の酢の物
1日(金) * 朝−ドリア(昨日のビーフストロガノフの残り+牛乳+チーズ)、ワカメと卵のスープ * 夜−鍋(あんこう、ホタテ、ネギ、焼き豆腐、大根、ニンジン、しいたけ)、鶏胸肉のタタキwithもやしとシメジの胡麻和え、
2002年11月01日(金)
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