にゃんことごはん
ごはん



 猫はソファと猫炬燵で丸まり、大猫は相変らずボールを蹴っている元旦

大晦日は雪だった。その前、29日も昼間、雪がちらつき寒かった。私は、30日まで風邪ひきをごまかしごまかし仕事をして、ダウンした。毎度、こんな感じの年の瀬。

元旦の今日は晴れていた。でも気温は低い。ついでに、我家の居間の暖房が壊れた。もちろんこの時期、修理にきてくれるひともいない。仕方ないのでミニ炬燵やら、ミニホットカーペットやら……ミニミニ暖房器具を集めて凌ぐ。
でもまあ……地震や津波に襲われた地域や、未だに戦争紛争中の地域のことを考えると、贅沢は言っていられない。

気温が低いと、意外と日当たりのいい窓辺も人気がない。猫たちはソファのあんかと猫炬燵に3匹ずつ団子になって、時々、メンツが入れ替わる。夜には、ショーと練々は私の布団に潜り込む。おかげであったかい。

さて。年賀状でも書きますか(年賀状とは、正月に年賀の挨拶の想いを込めて書くもの<ということにください……)。

謹賀新年。2005年、猫にとって、良い年でありますように。

我家の大猫ことリュウが「我家は主権在民じゃなくて、主権在猫だね」と言って笑う(我家の殿こと、ニャンさまが「ごはん、ごはん」と催促されるもので、人間どものお正月のお膳よりも、ニャンさまのごはんを優先した朝のこと)。
「『猫さまが眠っている間は、何人たりとも喧嘩をしてはならぬ』なんて法律ができたら、戦争もなくなるかな」「猫さまが発情期になったら、人間も争うわけ?」「うーん。発情期は戦争?」「うーん、ちょっと違うよね」「うーん」

でも、犬猫子どもが、幸せに生きていられる社会は、幸せな社会だと思う。それは、決して野放図ということではない。お互い、少しずつ譲り合って、少しずつ相手を受け入れる、それだけのことだと思うのだが。

◆風邪をひいたこともあり、お節は手抜き。黒豆は、出来合いを買ってきてしまった(でも、おいしい。ちょっとくやしい)。小蕪が手に入らなくて、菊花蕪が作れなくて、それが残念(大好きなのだ)。

*一の重* 黒豆、田作り、昆布巻き、栗きんとん、数の子、紅白なます、レンコンの酢の物、紅白かまぼこ

*二の重* 煮物(里芋、にんじん、しいたけ、筍)、伊達巻、きゅうりのいくら載せ、クリームチーズと明太子の大根巻き、煮豚

*三の重* ローストビーフ、鶏ムネ肉のたたき、海老の香草焼き

これに朝は、お雑煮、昼は春雨スープ。夜は……さて、どうしよう。


2005年01月01日(土)
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